2025年10月30日
Z世代の6割超がAIマネジメント職場で「働きたい」と回答=ミツカル学び調べ=
イードが運営する情報サイト「ミツカル学び」は29日、Z世代を対象としたAIに関するアンケート調査の結果を公表した。

調査はZ世代を対象に8月27日~9月3日に行われ、561名から回答を得た。それによると、仕事に急なトラブルが生じた際、人間の上司とAIのどちらにまずアドバイスを求めるかを質問したところ、87.3%が「人間の上司」と回答、「AI」と答えたのは12.7%にとどまった。

また、AIが進化したとしても、上司のような人間のリーダーは職場に「必要だと思う」と回答した人が89.3%に上った。

仕事と学習において、AIと上司それぞれに期待する役割を訊ねたところ、「AI」に対しては、「効率的な作業を任せたい」「アイデアの壁打ち相手になってほしい」「最新トレンドや市場動向の調査をさせたい」などが挙がった。

一方、人間の「上司」に期待する役割として多かったのは、「目標設定やキャリア相談」「人間関係の調整やチームビルディング」「業務の全体像や進捗管理」となった。また、キャリアに関して的確なアドバイスをしてくれそうと感じるのは「人間の上司」と回答した人が75.4%を占めた。

将来転職する際に、上司の代わりにAIが評価やマネジメントをする職場があったら「働きたい」と回答した人は62.7%で、「納得感」と「公平性」が理由に挙げられた。

さらに、上司とAIのどちらからも納得できないフィードバックを受けたとき、いや、私はこう思うんだけどと反発したくなるのは「人間の上司」と回答したのは70.2%、「AI」と回答したのは29.8%となった。しかしながら、背景や過程といった数値データに表れにくい要素や双方向のコミュニケーションの難しさなど、AIの判断の基準や方法自体に疑問を持つ意見も見られた。
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