2025年11月7日
デジタルハリウッド、奈良県のDX加速化に向けた横断的な取組み業務を受託
デジタルハリウッドは6日、同社が展開する教育支援サービス「デジタルハリウッドアカデミー」が、奈良県教育委員会から委託を受け、今年9月から、DX加速化推進に向けた「奈良県における域内横断的な取組み業務」を実施していると発表した。
同取組みでの同社の業務は、①情報Ⅱまたは数理・データサイエンス・AIの活用を前提とした教員研修の実施、②取組事例報告会における教員の資質・能力向上を目的とした指導・助言、③生徒向け研修プログラム及びコンテストの実施、④同社が開発する情報Ⅰ・Ⅱに関する動画教材の提供。
具体的には、奈良県内の高校を対象に、域内横断的な取組みを行い、高校段階におけるデジタルなどの成長分野を支える人材育成の強化と、教育および教員の質の向上を図ることを目的に、4つの施策を実施する。
1つ目の施策は「教員研修」。情報Ⅱまたは数理・データサイエンス・AIの活用を前提とした、生成AI活用研修、JavaScriptプログラミング体験研修、情報モラル研修、コンテンツ制作研修(Canva活用)、ネットワークセキュリティの基礎研修、アバターを活用したオンライン授業の実践研修、などの実践的な研修を行う。
研修の講師は、同社が運営する大学などの教育機関で豊富な学習指導経験があり、ビジネスでも豊富な実務経験がある専門の人材が担当。
2つ目は、取組み事例報告会での資質・能力向上のための指導・助言。同社講師の指導・助言や基調講演を通じて、実践的な学びの共有や教員同士の交流を図る。「情報Ⅰ・Ⅱ」「総合的な探究の時間」「特別活動」を対象に、計画・実施・検証・改善の各段階でのカリキュラム・マネジメントの支援やアドバイスを行う。
3つ目は生徒向け研修プログラム。同社が運営する、エンジニアと起業の学校「G’s」(ジーズ)が、高校生向けの集中プログラミングキャンプを開催し、課題解決のためのアイデアの創出からプロダクト開発までを一気通貫で学習。生徒が成果物のプレゼンテーションを行い、大学関係者やIT企業に属する専門人材、オーディエンスからフィードバックを受ける機会も設ける。
4つ目は、その他の取組みとして、奈良県内の高校の取組み状況を調査して、各校の状況を確認する。教員研修のテーマ設定など、各校の計画遂行の伴走支援を行うほか、デジタルスキル習得や教材研究などの指導力向上につなげることを目的に、同社が開発している「情報Ⅰ・Ⅱ」(デジタルスキル)に関わる動画教材を教員に提供。動画教材には「データ分析のためのPython講座」、「ゲームプログラミング講座」「illustrator/Photoshop講座」「動画クリエイター講座」が含まれている。
今後のスケジュールとして、11月7日に、第2回目の教員研修「JavaScript講座~生徒の『できた!』を生み出す実践的Web技術~」を実施予定。また、12月24・25日には、奈良県コンベンションセンターで、生徒向けイベントを開催。来年1月10日には、コンテストを「エルトピア奈良」で開催予定。
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