2025年12月2日
去年の大学受験生、今なら62%が入試に向け生成AIを活用したいと回答 =「Knock 教育AIラボ」調べ=
Hanjiは11月28日、同社が運営する「Knock 教育AIラボ」が、2025年に大学に入学した大学1年生に対して実施した、受験での生成AI活用に関するアンケート調査の結果を発表した。

それによると、今、高校生や受験生だったら生成AIツールを受験のために「頻繁に」または「時々」使用したいと回答した人は62%。実際の大学入試において生成AIツールを「頻繁に」または「時々」使用したと回答した人は37%だった。生成AIの利用率自体が年々上昇していること、また大学生活で活用した経験によって、活用意向が高まっていると考えられる。

今、受験生だったら生成AIを使いたい科目のTOP3は、どちらも1位「英語」、2位「数学」、3位「小論文」となった。英語は文系・理系どちらも必要な科目であることから1位になっている。現在、文系学部に通う学生が約5割いたが、それでも数学が2位にランクインしており、数学の学習中のサポートに対するニーズの高さがうかがえた。

今ならこう使いたいという使用用途のTOP3は、1位「自分の書いた解答の添削」(68%)、2位「問題の解答解説やヒントの提示」(63%)、3位「教科書等の内容についての解説の提示」(37%)。対話しながらヒントを提示してもらったり、面接対策を行ったりするという、生成AIならではの使い方がランクインした。

受験において人のほうが頼りになると思う点の1位には「やる気を出させること、モチベーションを上げること」(48%)、2位は「自分の性格や強みを見たうえでのアドバイスをくれること」(45%)、3位は「自分では思いつかない進路を提案してくれること」(34%)となった。

生成AIツールを受験に活用するうえで特に良いと思う点TOP3は、1位「すぐに答えが返ってくる」(66%)、2位「24時間いつでも使える」(59%)、3位「間違えても恥ずかしくない」(44%)だった。学校や塾で先生に質問できないタイミングでも質問ができること、また、同じ質問や細かい質問をしても恥ずかしくないという点で評価されていることがうかがえる。

受験における生成AIツールの活用での注意点は、「生成AIの回答は間違っている場合があると意識すること」(61%)など、「依存しすぎないようにすること」(61%)などがあがっており、十分なリテラシーを持っていることがうかがえた。
調査対象は2025年に大学に入学した18歳から20歳までの学生。有効回答数は205人。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













