2026年3月9日
目的を明確に、子ども主体で見通しを立てる授業— 札幌に届ける“大樹町の魅力”/北海道大樹町立大樹小学校
【PR】
北海道・十勝エリアの大樹町立大樹小学校で、4年生を対象にした国語の授業が行われた。授業を担当されたのは、札幌市立幌南小学校に勤務する守屋先生。札幌から大樹町を訪問し、単元の導入から構成づくりまでを扱う1時間を実施した。
子どもたちは単元全体の流れを意識しながら、大樹町の魅力を“どのように伝えるか”を主体的に考え始めていた。個々の考えを可視化し、整理し、次の行動へとつなげていく過程の中で、「ミライシード」の協働学習支援ツール「オクリンクプラス」が学習を支える役割を果たしていた。

【守屋先生コメント】
今回の単元では、教科書にとらわれず、子どもたちが「本当に考えたい」「伝えたい」と思えるテーマ設定を重視しました。自ら調査し発信する活動を通して、その過程で自然と「発表の仕方」に目を向けられるよう構成しています。
近年はAIやインターネット検索で簡単に情報を得られます。そこで本単元では、「インターネットで調べても出てこない魅力を札幌の子どもたちに伝えよう」という目的を設定しました。家族の牧場や地域の人への取材など、足元の魅力に目を向ける学習へとつなげています。導入段階では「発表の仕方」に気づかないかもしれません。しかし実際に発信したり仲間と発表を見合ったりする中で、「もっと上手く伝えたい」「なぜ友達の発表は分かりやすいのか」といった問いが自然に生まれてくるはずです。
私は、単元の導入時にゴールを見通せることが重要だと考えています。ゴールを見据え、「伝えたい」という思いをもって取り組むことで、生まれた問いに主体的に向き合い、試行錯誤する姿が引き出せると考えています。
▶大樹町の魅力を札幌の子どもたちに伝える「届け!大樹の魅力PR隊」が発足
本単元(4年生国語:『「便利」をさがそう』)では、「札幌の同年代の子どもたちに大樹町の魅力を伝える」という目的を設定。事前に札幌の子どもたちから寄せられていた質問として紹介されたのは「ネットには載っていないおすすめの食べ物は?」「どんな観光施設がおすすめ?」「温泉や宿泊施設はある?」といった具体的な内容だった。まずは「札幌の子は大樹町をほとんど知らない」という状況を共有し、何を伝えるべきかを考えるところから授業は始まった。

▶身の回りにたくさんある!子どもたち主体で見つける大樹町の魅力
授業の前半では、「大樹町で魅力のあるものは何か」を個人でオクリンクプラスのカードに書き出す活動を行った。竪穴住居、チーズ、ロケット、日方川太鼓、祭りなど、子どもたちならではの多様な視点から声が挙がる。個人で入力したカードは“みんなのボード”に共有し、クラス全員が確認できる状態に。
ここで特徴的だったのは、教員が分類方法を示す前に、子どもたちから整理の動きが始まったことだ。「チーズって書いてるカード多いね」「ロケットも結構あるよ」「竪穴住居は歴史かな」といった発言が自然に出てきた。提示された情報を見ながら、「どう分けるとわかりやすいか」を子どもたち自身が考えていた。単に挙げるだけでなく、相手に伝えることを前提に構成を意識し始めている様子が見られた。
担任の本田先生は、「オクリンクプラスを活用し始めてから、子どもたちは高い関心を示しています。自分の意見を可視化して提出するだけでなく、友達の考えをリアルタイムで共有することで、多面的な視点から物事を捉える姿が見られるようになってきました。」と手応えを語っている。
授業の後半では、先ほど挙げた大樹町の魅力を札幌の子どもたちに伝えていくために、次に何をするかを考える活動に移った。
「親に詳しく聞く」「以前見学したときのメモを見直す」といった行動が挙がっていたが、中には「誰に聞いたらよいかわからない…」という声も。守屋先生は独り言のように呟いた子どもの声も拾い、「他に方法はあると思う?」と全体で考える時間を設けた。情報の集め方・調べ方を検討することで、次回の授業でやるべきことが子どもたちの中で明確になっていた。
入力したカードは、今後振り返りができるようにオクリンクプラスの提出BOXに提出。次時以降の子どもたちの取材計画に役立てる。
今回の授業は単元を通した目的意識を持ち、学習の見通しを立てることが目標だったが、子どもたちが主体的に授業に取り組んでいる姿が印象的だった。教員が答えを示すのではなく、子どもたちの発言を拾いながら次の問いへつなげていくという授業では、子どもたちの中で目的がより明確になり、次時からの取材活動への意欲が高まるという。大樹町の子どもたちがどんな地域の魅力を札幌の子どもたちに発表するのか——今後生まれる発表資料が楽しみだ。
大樹町でのオクリンクプラスの活用はまだ始まったばかりだが、子ども自身が主体的に学習の中で活用を進める場面が多く見られ、学びを進めるサイクルが生まれ始めている。今後さらなる広がりが期待される。
—————————————————————————————————
「ミライシード」専用サイト
■「ミライシード」について
今回活用されているアプリ「オクリンクプラス」は、ベネッセの小中学校向けタブレット学習用オールインワンソフト「ミライシード」内に搭載されたアプリです。
ベネッセの「ミライシード」は、一斉学習・協働学習・個別学習それぞれの学習場面に対応した、小中学校向けタブレット学習用オールインワンソフトです。全国の小中学校のおよそ30%にあたる10,000校超、340万人以上の児童・生徒にご活用いただいています。(2025年3月時点)
今回活用されているアプリのほか、先生方の働き方改革と子どもたちの学力向上を支援している単元確認テスト「テストパーク」をなど複数のアプリを搭載し、教育のDX化をサポートします。
●「オクリンクプラス」
「ミライシード」内に搭載した協働学習用アプリです。個別学習・協働学習・振り返りがひとつのアプリ内で完結できます。2024年度より提供を開始しました。児童・生徒には、シンプルな機能と直感的な操作性をもって個人の思考を深め、まとめる、自由に表現できる環境を提供し、子ども主体で学び合う授業環境をサポートします。また、教員向けには、子ども一人一人へ最適な指導ができるように、全員の提出物を一覧で管理や、個別の添削やコメントも行えるなどの機能も搭載しています。
関連URL
最新ニュース
- 高校生の文理選択における軸は「得意・苦手」「将来就きたい仕事」=リクルート調べ=(2026年3月30日)
- ITエンジニア志望学生のインターン人気企業ランキングと就活意向 =paiza調べ=(2026年3月30日)
- 社会人の6割が英語で困った経験あり、英語学習は「会話」×「シチュエーション」へ=ECC調べ=(2026年3月30日)
- 新卒就活者の41.0%が明確なセクハラ、62.6%が面接・OB訪問時に無許可録音/記録を経験 =KiteRa調べ=(2026年3月30日)
- 高校生が嫌いな科目、1位は「数学・英語」で、39.4%が「授業についていけない」と回答=塾選調べ=(2026年3月30日)
- 「ワンキャリア 就活人気企業ランキング【エリア別編】(27卒本選考期速報)」を発表(2026年3月30日)
- 高卒の新社会人、59.3%が入社後に「もっと情報収集すべきだった」と後悔=ジンジブ調べ=(2026年3月30日)
- 学習支援サービス「MetaMoJi ClassRoom 3」、無償ドリルソフトを新搭載したアップデート版を提供開始(2026年3月30日)
- Nanka、多様な学びを実現する代読代筆アプリ「もじソナ」4月に正式リリース(2026年3月30日)
- 授業支援アプリ「ロイロノート・スクール」、新機能体験イベント アーカイブ動画を公開(2026年3月30日)














