2026年5月7日
ハーモニープラス、尚美学園大学で学修ポートフォリオシステム本格導入を見据えたFD研修
ハーモニープラスは4月30日、尚美学園大学のFD研修アンケートから読み解いた、学修成果可視化の導入に向けた期待と課題について発表した。
大学において学修成果の可視化とその活用が求められる中、導入そのものではなく「いかに教育改善につなげるか」が重要なテーマとなっている。こうした背景のもと、尚美学園大学では、2027年度からの学修ポートフォリオシステム本格導入を見据え、主に教員の理解醸成を目的としたFD研修を実施した。
学修ポートフォリオシステムは、学生自身が自らの学修成果を振り返り、成長を客観的に把握するための仕組みであり、学修のPDCAサイクルを回す基盤となるもの。同研修では、学修成果の可視化は「自分は何ができるのか」を言語化するための土台であるという点が強調された。
研修実施後のアンケートでは、教職員から多様な意見が寄せられ、導入に対する期待と今後の運用に向けた論点が確認された。特に「システムを使ってみたいか」の設問に対して、88.1%が「使ってみたい」と回答。導入に向けた前向きな意識が醸成されていることがうかがえた。
また、自由記述からは、学修成果の可視化を通じて学生の状況をより多面的に把握し、指導や支援に活かせるのではないかという期待が多く見られた。
一方で、新たな取り組みとしての運用負担や実際の活用がどの程度定着するかといった点については、慎重な意見も確認され、無理のない形での運用設計や継続的な活用を見据えた工夫の必要性が示唆された。さらに、システムの機能だけでなく、学内でどのように活用していくかという設計や方針の明確化が重要であるという認識も見られた。
学修成果可視化への関心の高さとともに、その効果を十分に発揮するためには、導入後の運用設計や定着支援が重要であることが改めて確認されたという。
学修ポートフォリオシステムは「導入して終わり」ではなく、現場の負担を抑えながらいかに運用を設計・定着させるかが成功の鍵を握る。ハーモニープラスが提供する「学修成果MOE」は、大学における学修成果を定量的・構造的に可視化し、説明可能な形で整理するための指標・仕組み。システムの提供にとどまらず、各大学の状況に合わせた無理のない運用設計や定着までをサポートし、教育改善という本来の目的達成を支援するという。
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