2026年5月8日
豊中市×コドモン、保育AIと往還型研修で「保育実践の向上」を検証
コドモンは1日、豊中市と連携して進めてきた「保育ICTラボ事業」の成果をまとめたオンラインセミナーを開催し、保育AIや往還型研修を活用した保育実践向上の取り組みを公開したと発表した。
セミナーには全国から約100人が参加し、保育ICTの導入や活用に関する実証結果が共有された。
「保育ICTラボ事業」は、こども家庭庁の助成のもと、保育ICT導入や利活用に関する効果的なロールモデルを創出し、全国へ発信することを目的とした事業。コドモンは2025年度、茨城県つくば市と大阪府豊中市で実証を進めてきた。
豊中市との取り組みでは、保育現場で全国的に見られる「ICTの必要性を感じにくい」「導入のための時間や費用が不足している」「導入方法が分からない」といった課題に対応するため、「導入効果が分かる事例づくり」と「ICT導入を支援する体制構築」をテーマに検証を実施した。
主な取り組みは、「保育AIを活用した保育の質向上」と「往還型研修」の2つ。保育AIの実証では、連絡帳や指導計画、写真など保育現場に蓄積されたデータをもとに、保育知見に特化したAIを活用。園児の特性可視化や保育内容の整理・分析、次の発達を促す遊びの提案などを行った。その結果、子ども理解の向上や、保育者の声かけの質の変化、園全体での情報共有促進などの効果が確認されたという。
また、往還型研修では、豊中市内9施設を対象に、集合研修と実践課題、施設間の対話・共有を組み合わせた取り組みを実施。年4回の集合研修を行い、各回で実践課題を設定することで、ICT活用を段階的に定着させた。
その成果として、ICT未導入施設で導入検討や導入決定が進んだほか、既に導入済みの施設でも情報共有のデジタル化や業務そのものの見直しが進んだという。
コドモンは、保育・教育施設向けICTサービス「CoDMON」を提供。登降園管理や連絡帳、指導案作成、保護者連絡などをデジタル化することで、保育者の業務負担軽減を支援している。
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