2026年5月8日
小学生の家庭学習、9割が「家族がいるリビングで勉強」と回答 =塾選調べ=
DeltaXが運営する塾選びサービス「塾選」は7日、小学生の保護者100人を対象に実施した、「小学生の家庭学習に関する実態調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、小学生の家庭学習の場所について尋ねたところ、「現在リビングで勉強している」と回答した家庭が9割近く(87%)にのぼった。「過去にしていた」を含めると、ほとんどの家庭がリビング学習を経験していることが分かった。小学生の家庭学習は「子ども部屋で学習机に向かう」よりも、「家族のいる空間で学習する」スタイルが広く浸透していることが明らかになった。
次に、リビング学習の実施率を学年別に見ると、「小1~2年生」は96.4%とほとんどの家庭がリビング学習で、「中学年」でも9割以上が継続しており、家庭学習の基本的なスタイルとして定着しているのが分かる。「高学年」になると76.2%まで割合は下がるものの、それでも約8割がリビング学習を続けており、子ども部屋中心へ完全に移行する家庭は少数派だった。
リビング学習といっても、その取り入れ方は家庭によって様々で、最も多かったのは「親の姿が見える位置で勉強している」65.5%という方法で、保護者の存在を感じられる距離で学習するスタイルが主流になっている。
また、「親が家事をしながら見守る形で勉強している」55.2%、「決まった時間帯に勉強している」51.7%という回答も多く見られた。帰宅後すぐに取り組むなど、学習を始めるタイミングを決めて習慣化している家庭が多いのが分かる。
リビング学習は多くの家庭で取り入れられている一方で、メリットとデメリットの両方が挙げられているのも事実。メリットとして最も多かったのは、「親がすぐに教えられる・進捗が見える」77.0%で、子どもがつまずいたときにその場で対応できることや、学習の進み具合を把握しやすい点が、多くの家庭で評価されている。
また、「子どもが安心して取り組める」56.3%、「親も勉強の内容が理解できる」50.6%といった回答からは、心理面・学習面の両方でメリットが感じられているのが分かる。さらに、「家事中も会話しながらできる」34.5%という回答も一定数見られ、学習をしながらも家族とコミュニケーションを取れる点もメリットとして捉えられている。
一方、デメリットで最も多かったのは「消しゴムのカスでテーブルや床が汚れる」40.2%で、学習に伴う日常的な片付けや掃除の負担が上位に挙げられた。続いて「学用品でリビングが散らかる」36.8%も多く、生活空間と学習空間が重なることによる影響が見て取れる。また、少数派ではあるが、「TVや兄弟の話し声で気が散る」23.0%、「食事の支度や後片付けのタイミングと重なる」21.8%という回答も見られた。
このような声があがる一方で、「特にデメリットや悩みはない」35.6%とする回答も一定数あり、環境や工夫次第で大きな問題なく取り入れている家庭も少なくない。メリットとして挙げられていた「家族が近くにいる環境」は、状況によっては集中の妨げになる側面もあり、リビング学習では環境づくりの工夫が重要になる。
最後に、「子どもの学習環境を整えるためのアイテム」を聞いたところ、最も多かったのは「プリント類を整理する専用ボックス・棚」37%で、必要な教材をすぐに取り出せる状態にしておくことで、学習の開始や切り替えをスムーズにしている様子が伺える。
また、リビングの照明だけでは手元が暗くなりやすいため、視力への配慮とともに集中しやすい環境を整える「デスクライト」26%、学習時間にメリハリをつける「タイマー」19%が上位に挙げられた。
この調査は、小学生の子どもを持つ保護者を対象に、今年3月にインターネットで実施した。有効回答数は100人。
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