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2026年5月8日

小中生のお小遣い、54%の家庭が「定額制でなく都度払い」=NilCraft調べ=

NilCraftは7日、小中学生の子どもを持つ全国の20〜59歳の女性300人を対象に実施した、「子どものお小遣い調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、まず、現在の「お小遣いの渡し方・金額」について聞いたところ、最も多かったのは「定額では渡していない(必要な時に都度払い)」54.0%(162人)で、過半数を占めた。

定額制で渡している家庭の中では、「500〜1000円未満」9.3%(28人)が最も多く、以下、「1000〜2000円未満」7.7%(23人)、「2000〜3000円未満」7.3%(22人)、「3000〜5000円未満」7.3%(22人)、「500円未満」6.7%(20人)、「5000〜1万円未満」6.3%(19人)と続いた。

注目すべきは、「定額制ではない都度払い」が過半数の54.0%を占めている点。「毎月決まった額を月初めに渡す」という従来のお小遣い像とは異なり、必要な時に必要な分を渡すスタイルが、現代の小中学生家庭ではむしろ主流になっている実態が浮かび上がった。家計の状況や子どもの行動範囲、習い事や友人との付き合いに応じて柔軟に対応している家庭が多いのが伺える。

定額制で渡している家庭では、子どもの学年によって相場はどのように変わるのか。「子どもの学年」と「毎月のお小遣い額」でクロス集計したところ、小1〜2では「500〜1000円未満」11.9%(7人)が最も多く、月1000円未満で抑えている家庭が多い結果となった。小3〜4では唯一「500円未満」12.1%(7人)が最多で、学年と相場の関係に一部例外も見られるが、「500〜1000円未満」6.9%(4人)が上位に並んでおり、まだ少額帯が中心のようだ。

一方、小5〜6になると「500〜1000円未満」17.1%(13人)に加え、「5000〜1万円未満」11.8%(9人)が現れ始め、金額帯に幅が出てくる。中学生になるとさらに変化があり、中1は「1000〜2000円未満」17.9%(5人)、中2は「3000〜5000円未満」18.2%(6人)、中3は「3000〜5000円未満」17.4%(8人)が最多と、月3000〜5000円帯が主流になる。

小学校低学年の中心帯(500〜1000円)と中学生の中心帯(3000〜5000円)を比較すると、お小遣い相場は約3〜5倍に跳ね上がる計算だ。学年の進級は、単に学年が1つ上がるだけでなく、お小遣い額そのものを大きく見直すタイミングでもあることが、データから明確に読み取れる。

では、学年が上がる・進学するタイミングで、各家庭はどのようにお小遣いを見直しているのか。

定額制で渡している保護者138人に見直し方法を聞いたところ、最も多かったのは「学年が上がるごとに、毎年ほぼ一定額ずつ増やす」26.1%(36人)で、以下、「年齢や学年に応じた計算式・目安で増やす」18.8%(26人)と、「小学校入学・中学進学など、進学の節目で増やす」18.8%(26人)が同率で続き、「学年や進学に関係なく、その都度話し合って決める」14.5%(20人)、「特に見直さず、同じ金額を続けることが多い」12.3%(17人)、「成績やお手伝いなど、行動に応じて決める」9.4%(13人)と続いた。

「学年ごと」「計算式」「進学節目」と、何らかの明確な基準を持って見直している家庭は合計63.7%に達し、定額制を採用する家庭の約3分の2が、子どもの成長段階に合わせて意識的にお小遣い額をアップデートしているのが伺える。

一方、「特に見直さず、同じ金額を続けることが多い」12.3%と「その都度話し合って決める」14.5%を合わせると26.8%と、約4分の1の家庭は明確なルールを設けず、その時々の判断で運用していることも分かった。

もらったお小遣いを子どもたち自身はどう管理しているのか。最後に、子どものお小遣いの管理・記録方法について尋ねたところ、最も多かったのは「記録はせず、財布の残金だけを見て使っている」26.7%(80人)で、以下、「貯金箱に入れて管理している」21.7%(65人)、「ノートや市販のお小遣い帳に手書きで記録している」と「全く管理しておらず、あるだけ使っている」がともに16.3%(49人)、「スマホアプリを使って記録している」と「親が代わりに家計簿等で管理・把握している」がともに8.0%(24人)だった。

注目すべきは、「記録はせず、財布の残金だけを見て使っている」26.7%と「全く管理しておらず、あるだけ使っている」16.3%を合わせると、約4割(43.0%)の小中学生が「財布の残金で把握」「使いっぱなし」の状態でお小遣いを使っている点。

さらに、デジタルネイティブ世代であるはずの小中学生でも、スマホアプリで管理している子どもはわずか8.0%、手書き記録も16.3%にとどまっており、子ども自身の手で「いくら使い、あといくら残っているか」を可視化できているケースは、合わせても4分の1(24.3%)に届かなかった。

お小遣いの渡し方・金額については家庭ごとに工夫が見られる一方で、「子ども自身がお小遣いをどう管理するか」については、まだ家庭にも子どもにも仕組みが定着していない実態が浮かび上がった。

この調査は、小中学生の子どもをもつ全国の20〜59歳の女性を対象に、4月22・23日にインターネットで実施した。有効回答数は300人。

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