2026年8月3日
デジタルハリウッド大学、「現実科学研究所」を開設 産官学連携の実験場が始動
デジタルコンテンツと企画・コミュニケーションを学ぶデジタルコミュニケーション学部(4年制大学)と、理論と実務を架橋し新たなビジネスを生み出すデジタルコンテンツ研究科(専門職大学院)を設置するデジタルハリウッド大学(DHU、学長:藤井直敬)は7月31日、学長直轄の研究機関「現実科学研究所(英語名:Reality Science Institute)」を開設したと発表した。
同研究所は、藤井直敬氏が提唱する「現実科学」、つまり個々人の脳によって構築される現実を科学し、豊かさをつくる学問を中核に、研究者・クリエイター・産業界・行政が一つのテーブルに集う産官学連携の実験場。研究が生んだ知を社会に実装し、実装が新たな学びと次の研究を生む。本研究所は、この「知の循環」を駆動するための場だという。
AI・XR・脳科学等のテクノロジーの急進と社会の分断により、「万人共通の正しさ」が機能を失いつつある。本研究所はこの時代の課題に対し、「現実は人によって違う」という事実を直視し、固定された前提や境界を意識的に組み直す技術「現実編集」を、誰もが学び実践できるようにすることを目指す。学長 藤井直敬氏が掲げる新ミッション「世界を満たせ:Fill the World」は、創立精神「すべてをエンタテインメントにせよ」を継承し、その領域を人間と社会の可能性へと拡張するもの。
同研究所は、「知の循環」を研究・実装・教育・発信の四つの機能で回し、今後10年で「未来をつくる知のインフラ」となることを目指す。立ち上げ時から、能動的セキュリティ学(日本のサイバーセキュリティ研究のハブ構築)、デジタルヘルス学会のリブート(医療サービスの提供者と受容者の境界の見直し)、雨ニモマケズ高等学校との高大連携(10代へのレジリエンス教育)、シンギュラボ連携(創発コミュニティと研究知の接合)の4つの旗艦プロジェクトを推進する。いずれも異なるスケールで「現実編集」を実践し、知の循環を実社会で回す試みだという。
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