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2019年7月26日

ABEJA、AIの倫理・法・社会的課題を討議する有識者委員会を発足

ABEJAは、AIに関する課題について外部の有識者が倫理、法務的観点から討議する委員会「Ethical Approach to AI」(EAA)を、30日に設立する。

AIは、社会課題の解決に寄与する一方、差別や偏見から引き起こされる事象も指摘されるようになり、日本をはじめ各国でAIに関する倫理的、法的、社会的な側面からの議論が活発化。AIの開発、利用に関する指針づくりも相次いでいる。

そこで同社では法曹、学術、文化、報道の分野で活躍する外部識者でつくるEAAを発足させ、そこで得た意見や知見を、経営や事業に反映させていくことにした。

同社内のコンプライアンスにかかわるテーマのうち、「AIの法務・倫理」に関する事項に関してはEAAで議論する。

客観性、独立性を担保するためメンバーは全員、外部識者で構成。同社の岡田陽介・代表取締役社長は、個別案件や同社の考えなどについて説明する立場で、討議に参加する。

第1回会合は30日午前に開催。討議テーマは、「個別案件への助言や提言」、「社内のAI利用原則・行動指針の策定」、「出席者による知見の共有」の3項目。

ABEJAは、2012年の創業時から、自社開発のディープラーニング技術をコアに、AIの社会実装事業を展開。小売流通、製造、物流、インフラを始め、あらゆる業界で一気通貫したAIの導入、活用を支援している。2017年3月にシンガポール法人を設立。

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