2020年10月14日
VIE STYLE、東大と「集中・疲労度を解析し生産性を上げるAI」を共同開発
VIE STYLE(ヴィースタイル)は13日、同社のイヤホン型脳波計「VIE ZONE(ヴィーゾーン)」で測定された脳波などの生体情報から、集中度・疲労度を解析して、生産性を支援するAIを開発する共同研究を、東京大学と開始したと発表した。
同社が開発する「VIE ZONE」は、特許申請中の独自構造により、高性能Bluetoothイヤホンから脳波・心拍・呼吸を取得できるウェアラブルデバイス。
このデバイスを活用して、働く人の集中度・疲労度などを脳波でモニターし可視化することで、リモートワークの生産性支援とメンタルヘルスケアを行うサービスを開発するのが、今回の共同研究の目的。
三菱総合研究所の米国調査会社レポートによると、ブレインテック市場は2024年には5兆円規模になると試算されており、さらにビッグデータと人工知能(AI)の台頭で、脳科学を利用する意義が一層問われるようになる。
共同研究を行う東大大学院工学系研究科機械工学専攻・上田一貴特任講師は、「生産性の高い活動を行う上で必要な記憶力、注意力、思考力、感情などの様々な機能について、脳波計やMRIなどの高度なヒューマンセンシング技術を用いた脳科学的研究で、そのメカニズムが明らかになりつつある。これらの最新の脳科学的知見を活用して、仕事や日常生活の様々な場面で心理的・身体的状態をモニタリングできるウェアラブルデバイスの開発研究を進めていく」と語っている。
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