2020年11月11日
SIOTP協議会、システム開発者向け「IoTセキュリティ手引書 Ver1.0」をリリース
セキュアIoTプラットフォーム協議会(SIOTP協議会)は10日、IoTシステム開発者向けに、IEC62443をベースにIoT機器をサイバー攻撃から守るための実装レベルの仕様をまとめた「IoTセキュリティ手引書Ver1.0」を公開した。
IEC62443は、IEC(国際電気標準会議)が、制御システムをサイバー攻撃などから守るための、汎用的な標準セキュリティ規格で、各国の調達基準に適用され始めている。
SIOTP協議会では、「仕様検討部会」の活動を通じて、IoTデバイスに求められる真正性の担保、設計から廃棄に至る安全なプロダクトライフサイクル/サプライチェーンの管理、安全なファームウェアのアップデートなどの実現を目指し、具体性のある実装レベルの仕様作りを行っている。
今回、網羅性が高く、調達基準としても注目される国際標準IEC62443(特にIEC62443-4)を参考に、仕様検討部会に参画する会員企業のそれぞれの専門知識を持ち寄り、「IoTセキュリティ手引書Ver1.0」をリリースした。
また、同手引書を作成する際の副産物として作成した「IoTセキュリティ用語集」も収録し、同手引書で用いられている用語の定義及び解説を行っている。
なお、同ドキュメントは、SIOTP協議会ホームページから無償でダウンロードして利用できる。
さらにSIOTP協議会では今後、標準化部会を立ち上げ、同手引書をもとに「SIOTP協議会セキュリティチェックシート」を策定予定。
会員各社の保有するIoT関連ソリューションを対象に、セキュリティ実装の有効性評価を行うとともに、評価で明らかになった課題をフィードバックすることで、同手引書を随時アップデートしていく。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













