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2021年4月6日
MAZDA Incredible Lab、「学びに向かう力」を育むAIリコメンドコンテンツ「Shuffle.」提供開始
MAZDA Incredible Lab(MAZDA)は、Arithmerと共同開発により、AI リコメンドコンテンツ「Shuffle.(シャッフル・テン)」を、5 日から教育機関等に対して提供を開始した。
「Shuffle.」は、授業における子どもたちの振り返り(文章による自由記述)をAI によって解析することで、一人ひとりの子どもの「学び」の対象に対する好奇心や探究心をさらに醸成するきっかけとなる 10 本の動画(YouTube)をリコメンド。子どもたちはリコメンドされた
動画の視聴を通して、「学び」の対象に関わる様々な知見の入手・獲得、修正・訂正、深化・拡充を図るとともに、自分自身の個性伸長やキャリア形成に資する学習方略をも獲得する機会とすることができるという。
「Shuffle.」を活用するには、子どもが自らの「学び」を振り返る(言語化によるメタ認知)行為が大前提となる。そしてそのメタ認知に対する AI リコメンドによって、子どもたちは一人ひとりが個性的に様々な学習方略を獲得し、そこに自身の可能性(自己効能感)を感じ取っていく。
「Shuffle.」の活用は、子どもたちが Society5.0 の社会をしなやかに生きるために必須となる自己調整力の 3 要素(「メタ認知」「学習方略」「自己効能感」)に関わる「学び」そのものであり、その活動は新しい授業の様式(Style)を描き出すことになるという。
「Shuffle.」は、ICT を活用したオンライン(非同期)の学びを活性化する AI リコメンドコンテンツであり、GIGA スクール構想を真に具現化するコンテンツでもあるという。
現在、GIGA スクール構想の実現に向けた ICT 活用の論議が交わされ、様々なコンテンツの活用事例が報告されている。しかしその多くは、新学習指導要領が掲げた「育成すべき資質・能力の三つの柱」のうち、「知識・技能の習得」「思考力・判断力・表現力の育成」に関わる活用をめぐるものであって、「学びに向かう力」の醸成に関わるコンテンツ活用については皆無な状況にあるという。
理由は明らかで、そのような力の育成に資するコンテンツがないから。「学びに向かう力」については、文部科学省は「主体的に学習に取り組む態度」として自己調整力という考え方を手がかりに評価すること、そしてこの評価活動は、従来も「関心・意欲・態度」において子どもたちの「よりよく学ぼうとする意欲」をもって学習に取り組む態度を評価してきたことの延長線上にある考え方だとも述べている。はたして「見取って評価する」ことだけで必要とされる力は育成できない。自己調整力という考え方を手がかりとするならば、その要素を生かした学習活動を組織することで初めて、子どもたちはその力を育んでいくことができるのだという。
これまでも心ある先生は、子どもたちに授業の振り返りをさせればノートを集め、そこに綴られた記述を丁寧に読んで素敵な気付き等に線を引いたり、コメントを返したりしていた。子どもにとって先生からの共感的理解は、最高の承認欲求の充足であり、このことが子どもたちの学習意欲をさらに高めていった。
しかしアナログ環境下の授業実践において、このような評価活動を毎時間行うことなど到底できるものではない。さらに子どもたち同士の「振り返り」を生かした相互交流によって、多様で個性的な気付きを共有することなど物理的に不可能。
これまでも学習において「振り返り」は極めて大事な「学び」であると言われてきたが、「振り返り」を「主体的に学習に取り組む態度」を育む学習活動として具体的に組織する術はなかったという。GIGA スクール構想によってオンライン授業が現実のものとなった今、「Shuffle.」を活用すれば、日常の授業において「主体的に学習に取り組む態度」を育む手がかりとなる自己調整力の3つの要素を生かした学習活動を具現化できるという。
MAZDA Incredible Labは、公立小学校の校長としてICT教育で先駆的な取り組みを行っていた松田孝氏が創業した会社。
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