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2021年5月6日
「総合型選抜専門塾AOI」、動画配信サービス「Mushroom」を提供開始
花形は4月29日、同社が運営する「総合型選抜専門塾AOI」が、5月1日に総合型選抜(旧AO入試)の専門動画配信サービス「Mushroom」の提供を開始すると発表した。
これまでの総合型選抜は、専門塾での対策が主流だった。そのため、居住地や経済的な問題で通塾できず、対策や受験を諦めていた受験生もみられた。また、学校でも総合型選抜対策の基盤がなく、教師への業務圧迫も問題になっている。そこで、これまでの常識を覆し、学習の機会均等化を実現するため、同社では総合型選抜の専門動画配信サービス「Mushroom」を開発した。
同サービスが対策動画を提供する総合型選抜(旧AO入試)は、1990年に慶應義塾大学が全国で初めて導入した入試。文部科学省は2020年度より提出書類や面接に加え「学力評価」を義務付け、名称を「総合型選抜」と改めた。入学者数も年々増加しており、国立・公立・私立合わせて、2015年度 5万3485人から2020年度 6万5041人へと推移、直近5年間で1万人以上増加している。このように、今後も拡大が予想される総合型選抜で起きている問題が、「受験対策の機会不平等」だ。総合型選抜は、一般選抜のように合格基準や対策方法が明確ではないため、個人や学校での対策が難しく、専門塾でないと本質的な対策ができないという現状がある。
そこで、専門塾だけでなく、個人や学習塾、学校など、全ての教育機関で総合型選抜の対策を可能にするのが、この総合型選抜(旧AO入試)の専門動画配信サービス。個人利用はもちろん、学習塾や学校など、全ての教育機関への提供が可能で、全国の受験生の総合型選抜対策への機会均等と、それに伴った教育格差是正への貢献を目指す。総合型選抜(旧AO入試)特化の専門塾が、総合型選抜(旧AO入試)対策動画を「動画配信で全て完結するシステム」で提供することは、全国初の試みとなる。
同サービスは「基礎知識編・志望理由書対策編・小論文対策編・その他対策編」の合計55本の動画授業よって構成されており、総合型選抜や指定校推薦、公募制推薦に必要な情報をインプットすることができる。さらに、動画を見て終わりではなく、独自の「ワークシート」でアウトプットまでできる仕組みとなっている。
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