2021年9月16日
23年卒大学生、「社会人1年目の年収は330.6万円、残業は月9.6時間」が理想=マイナビ調べ=
マイナビは15日、2023年3月卒業予定の全国の大学3年生・大学院1年生計7740人を対象に実施した、「2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(8月)」の結果をまとめ発表した。

それによると、8月末時点でインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加したことがあるかを聞いたところ、「ある」と回答した割合は前年比12.5pt増の73.9%だった。
昨年は新型コロナの影響で大学の夏季休暇が後ろ倒しになるケースが相次ぎ、2022年卒の学生は授業に出席するため8月中のインターンシップ参加が難しい状況だった。
一方、今年は例年通り8月から大学の夏季休暇が始まり、休暇を利用してインターンシップに参加した学生が増えたと推察される。
また、大学の授業および期末テストの時期だった7月に比べ、8月は「2~3日」「1週間程度」「2週間程度」と複数日程のプログラムの参加が増加している。
これまでにインターンシップ・ワンデー仕事体験参加のために選考を受けたことがあるかを聞いたところ、69.7%の学生が「受けた経験がある」と回答。
そのうち、選考に落ちたことがある割合は87.4%(「通過したものもあれば落ちたものもあった(69.8%)」+「すべて落ちた(17.6%)」の合計)だった。
インターンシップ参加時の服装については、「スーツ参加・私服参加など、企業から指定してほしい」と回答した割合が89.5%だった。
就活本番では多くの学生がスーツを着用するが、インターンシップでもスーツを着るべきなのか私服でも良いのか、決めかねる学生が多いようだ。

就活前の学生に、「社会人になった際の残業時間の理想」を聞いたところ、「毎月1~10時間」が44.3%で最多。平均は「月9.6時間」だった。
また、社会人1年目の理想年収については平均「330.6万円」で、国税庁調べの実際の20~24歳の平均年収263.9万円を66.7万円上回る結果となった。
この調査は、「マイナビ2023」の会員で2023年3月卒業見込みの全国の大学3年生・大学院1年生を対象に、8月20日~31日にかけて、WEBアンケートという形で実施。有効回答数は7740人(文系男子1416人、理系男子3266人、文系女子1557人、理系女子1501人)。
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