2022年1月11日
都城高専、少年少女科学アカデミーでベーシックプログラムを開講
都城工業高等専門学校(都城高専)は6日、2021年8月2日から11月3日まで、宮崎県内の19人の小中学生を対象に「少年少女科学アカデミー ベーシックプログラム」を開講したことを発表した。
少年少女科学アカデミーは、2018年度“KOSEN(高専)4.0”イニシアティブ事業において「次世代を担う少年少女科学アカデミーの設立~グローカル人材育成への架け橋~」の事業名で採択されたもので、早期技術者教育及び新産業を牽引する人材育成のため、小中学校・高専一貫教育システムを構築及び実施すること並びに高専教育を広く周知することを目的として2019年度に発足。
今回開講したベーシックプログラムは、同校の学科に基づく4つのコース(ものづくりコース、プログラミングコース、実験・観察コース、まちづくりコース)があり、コース毎に1~2テーマの計6テーマを設定、それぞれのテーマに沿って同校学生及び教職員と一緒に研究体験を行うもので、宮崎県内の小中学生19人(総応募者数50人)を同プログラム受講生として迎え入れ、8月2日に開講。
受講生は、自宅のパソコン等を利用してe-learningコンテンツ等による事前の自宅学習を行い、10月23日と24日に来校して、同校学生及び教職員の指導・サポートの下、同校の施設・設備を利用した「実験・実習」とレポートのまとめ方等を学習。
11月3日の発表会(ポスターセッション形式)では、16人の受講生が審査員(同校学生及び教職員)や聴講者を前に、元気よく研究成果の発表を行い、審査員からの質問等にもしっかりと応答した。
表彰式ではレポートの全体構成やプレゼンテーション等複数の項目による厳正な審査を同校学生及び教職員が行い、小学生の部及び中学生の部の「最優秀賞」及び「優秀賞」として、小学生の部では、最優秀賞に宮嵜凛香さん(都城市立庄内小学校5年)、優秀賞に藤村一理さん(都城市立東小学校6年)、中学生の部では、最優秀賞に岡元楓さん(都城市立西中学校1年)、優秀賞に藤冨聖夏さん(宮崎市立本郷中学校1年)、優秀賞に甲斐玄理さん(都城市立沖水中学校1年)が選出され、賞状が授与された。
実施概要
実施日程:
・2021年8月2日~2021年10月22日:e-learningシステムを利用した自宅での学習
・2021年10月23日・24日:入講式、同校の施設・設備を利用した実験・実習
・2021年11月3日:発表会、閉講式
会場:都城工業高等専門学校
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