2022年3月15日
「保育ドキュメンテーション」、保育士の67.9%が「忙しすぎて手が回らない」実施率は56.4%=明日香調べ=
明日香は14日、保育士94人を対象に実施した、「保育ドキュメンテーションに関する実態調査」の結果をまとめ発表した。
「保育ドキュメンテーション」は、保育者間での保育に関するレビューやフィードバック、保護者とのコミュニケーションで使うための子どもの活動を写真や動画、音声、文字などで視覚的に記録すること。
調査結果によると、「勤めている保育園では現在、保育ドキュメンテーションを行っているか」と聞いたところ、「行っている」56.4%、「行っていない」38.3%、「わからない」5.3%という結果になった。
「具体的にどのようなことを行っているか」を尋ねたところ、「保育者による写真・動画などの素材撮影」が81.1%、「素材をもとに保育者間でレビューやフィードバックを行う」が47.2%、「素材を園内で掲示する」が41.5%だった。
このほか、「子どもたちによる写真・動画などの素材撮影」37.7%、「素材をもとに保護者とのコミュニケーションを行っている」37.7%、「保育者間でレビューした内容をもとに保育計画へ反映している」35.8%もあった。
「保育ドキュメンテーションを行うことで感じている効果」を聞いたところ、「保護者との会話の接点になる」71.7%、「自身の保育を視覚的に振り返ることができる」64.2%、「次の保育計画に活きる」49.1%、「自然と子どもたちの次活動につながる」45.3%、「保育者間の連携を深め組織力強化につながる」32.1%などの回答があった。
また、「子供たちが自分達の活動に関心を持ち次の活動に意欲を持つ」や、「保護者が安心して預けられる」など32の自由回答も寄せられた。
「保育ドキュメンテーションを行う中で感じている課題」を聞いたところ、「業務が忙しく手が回らない」67.9%、「ノウハウのある指導者がいない」45.3%、「ノウハウのある担当者がいない」34.0%、「組織として方針が決まっていない」34.0%などの回答があった。
このほか、「1人担任だと、撮影と保育を同時にしなくてはいけない」や「ノウハウを職員で研修していくのが大変」など31の自由回答も寄せられた。
「保育ドキュメンテーションを導入できない理由」を尋ねたところ、「組織として方針が決まっていない」41.7%、「業務が忙しく手が回らない」38.9%、「ノウハウのある担当者がいない」38.9%という回答になった。
また、「園の考えが古いため、新しいことへの導入はとても困難」や「今のところ必要とされていないから」など14の自由回答も寄せられた。
「保育施設としての質向上のために保育ドキュメンテーションを導入すべきだと思うか」と質問したところ、「絶対に必要」2.8%、「やや必要」47.2%、「あまり必要でない」19.4%、「全く必要でない」5.6%という回答だった。
この調査は、全国の保育士を対象に、3月2日〜4日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は94人。
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