2022年12月7日
「新人・若手社員の早期戦力化」8割強の企業が「重要な課題」と認識=JMAM調べ=
日本能率協会マネジメントセンター(JMAM:ジェイマム)は6日、同社の「J.H.倶楽部」のセミナー参加者140人を対象に実施した、「新人・若手社員の早期戦力化」に関するアンケート調査の結果をまとめ発表した。
「J.H.倶楽部」は、同社が運営する、企業の人事・人材開発関連業務に携わる人を対象とした会員制度。

調査結果によると、「『新人・若手社員の早期戦力化』というテーマをどう位置付けているか」を聞いたところ、47.1%が「とても重要な課題」と回答し、約85%が「とても重要な課題」「重要な課題」と位置付けていることが分かった。
新人・若手社員ももはやゆっくり時間をかけて育てる対象ではなく、早期に戦力化して企業の成長につなげたい、と多くの企業が考えている現状が明らかになった。

新人育成に関して「強化が必要と感じるもの」を尋ねたところ、1位は働くうえでの土台ともいえる「成長意欲を持ち、必要な経験を自ら開拓する」70.0%で、以下、2位「目的を設定し確実に行動する(やり抜く、挑戦する)」56.4%、3位「働くことの意味・目的を考えて行動する」52.9%と続いた。
「働くことの意味・目的を考えて行動する」は、人生100年時代のキャリア自律にもつながる課題。新人・若手社員に関してこの課題が上位に挙がったことに対して、彼らへの期待と、一方で新人・若手社員にも自律的なキャリア意識をもって成長してもらわざるを得ないという会社の危機感が感じられる結果になった。
昨年11月の回答と比較してみると、「成長意欲を持ち、必要な経験を自ら開拓する」(+12.6%)、「ビジネスマナーなどの仕事の基本習得」(▲12.3%)、「目的を設定し確実に行動する(やり抜く、挑戦する)」(+8.1%)、「企業理念の理解」(+5.9%)、「社内の人間関係構築」(+5.4%)などが昨年に比べ大きく数字が変化した項目。

また、新人・若手社員研修の「見直しを今後行っていく予定か」を聞いてみると、8割超が「すでに見直し済み」、もしくは「検討中」、「検討予定」と回答。新人・若手社員の早期戦力化に向けて、より良い研修のために思考錯誤を続ける人事担当者の現状が明らかになった。
この調査は、「早期戦力化につなげる新人・若手育成」と題する「J.H.倶楽部」のセミナー参加者140人を対象に、11月9日~10日にかけて、Webアンケート方式で実施した。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













