2024年4月10日
親が気づいた子どもの異変、50%以上が「担任教師に相談しない」=NoSchool 調べ=
NoSchoolは9日、同社のオンライン家庭教師「マナリンク」ユーザーの保護者100人を対象に実施した、「担任教師と保護者のコミュニケーション調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「子どもが学校に行きたくなさそうだと感じた瞬間があるか」と聞いたところ、39.6%の保護者が「ある」と回答。「感じたことはない」は58.2%だった。
「感じたことがある」と回答した保護者36人の内訳をみると、小学校(1~3年生)1件、小学校(4~6年生) 7件、中学1年生3件、中学2年生3件、中学3年生6件、高校1年生3件、高校2年生4件、高校3年生9件で、高校生の保護者が何となく子どもの異変に気づいていることが分かった。
また、「子どもが何か悩みを抱えていそうということを担任の教師に相談したか」と尋ねたところ、「相談した」が44.4%、「相談しなかった」が55.6%だった。
担任教師に相談をしない理由は、「相談をするまでもないと思った」が最も多く、以下、「担任の教師と気が合わない」、「相談方法が分からなかった」、「教師が忙しそうで些細なことで連絡しづらかった」、「気を遣って相談できない」といった回答が続いた。
担任教師に相談をしなかったという回答のうち、47%が「オンラインでのコミュニケーションが取れる」、52%が「オンラインでのコミュニケーションが取れない」という結果になり、約4割の保護者はオンラインコミュニケーションがとれるにも関わらず担任教師に相談しておらず、5割以上の保護者はオンラインでコミュニケーションが取れずに担任教師に相談をしていないことが分かった。
また、教師に相談をした81%の保護者が「教師に相談をしたことで変化があった(解決につながった)」と回答。
「教師とのコミュニケーション頻度に満足しているか」と質問したところ、「満足している」が56.6%、「満足していない」が43.4%。「満足していない」保護者の理想のコミュニケーション量で最も多かったのは「月1回」だが、現状のコミュニケーション状況は「年に2回だけ」、「保護者会などの行事のときだけ」、「ほぼなし」といった回答もみられた。
また、普段の教師とのコミュニケーションで、オンラインの導入が進んでいる場合の方が担任教師とのコミュニケーションの頻度に満足しており、オンライン導入していない場合の方がコミュニケーションの頻度に満足をしていない傾向にあることも分かった。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)
















