- トップ
- 企業・教材・サービス
- コニカミノルタ、対話型生成AIで学びを支援する「チャッともシンク」発売
2024年10月23日
コニカミノルタ、対話型生成AIで学びを支援する「チャッともシンク」発売
コニカミノルタジャパンは、同社の学校教育向けソリューション「tomoLinks」(トモリンクス)で、協働学習や探究学習で安心・安全に対話型生成AIを利用できる「生成AI学習支援機能」のサービス名を「チャッともシンク」とし、10月22日から正式に発売を開始した。

「チャッともシンク」は、対話型生成AIとの対話を通して、子どもたちの「問題を発見し課題を設定する」、「自分の考えを深める」、「異なる考えを整理・比較・深堀りする」といった学習プロセスをサポートする機能。
一般的に、対話型生成AIは利用者が入力した情報に対し、適切と思われる回答を提示するものだが、同機能では、授業の目的や利用する子どもたちの学年に合わせた回答の提示方法など、生成AIの振る舞いに関する指示文(プロンプト)をあらかじめ教員側で設定できる。
授業ごとに個別で設定しておくことができ、異なる教科で連続して利用したい場合も、急いで設定変更する必要がない。既定のテンプレートでは、子どもたちの質問に直接的な解ではなく、ヒントを提示する設定になっており、子どもたちの思考をサポートする。
利用に際して、教員や子どもたちが入力した情報はAIの学習には利用されない。有害なキーワードや回答を提示しないよう、フィルタリングも設定。また、子どもたちが生成AIとどのようなコミュニケーションをしたかを、教員の画面から確認できるなど、教員と13歳未満を含むすべての子どもたちが対話型生成AIを教育現場で安心して利用できる。
ChatGPTなどの対話型生成AI機能は、学習支援サービスとは別の新たな個別のIDとパスワード設定が必要になるが、「チャッともシンク」は学習eポータルを始めとしたすべてのtomoLinksのオンラインサービスと同じID・パスワードでシングルサインオンでき、煩わしいユーザー登録や管理から解放される。
また同機能は、一般的な対話型生成AIのライセンスの制限である対話回数の上限を排除しており、授業内で制限なく利用でき、追加ライセンスの契約で、利用可能時間帯を拡張することもできる。
今回の発売にさきがけ、2月1日~9月30日の期間、88校の小中高校で先行トライアルを実施したが、そのトライアルの結果をまとめた「学校教育における生成AI活用の実態調査報告書」を、10月22日~12月27日までの期間、無料で提供する。
また、「生成AI授業実践の効果と課題」をテーマにしたオンラインセミナーを、10月27日に無料開催する。同セミナーでは、小中高校で生成AIを先進的に活用している3人の教員が、実際の事例を詳しく紹介する。
【オンラインセミナー概要】
開催日時:10月27日(日)19:00~21:00
開催方法:オンライン(Zoom)
定員:500人(先着順)
参加費:無料
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













