2025年7月11日
教師として職場に入ってきてほしい有名人、男女ともに1位は「大谷翔平さん」=ジブラルタ生命保険調べ=
ジブラルタ生命保険は10日、「教員の意識に関する調査2025」の結果を公表した。
調査は20歳~69歳の教員(小中高等学校・特別支援学校)2000名(男性1283名、女性717名)を対象に、5月26日~6月2日に行われた。
それによれば、自身の教員生活の充実度を100点満点で表すと「80点台」に最も多くの回答が集まり、平均は69.8点となった。
子ども頃に嫌いだった教科を訊ねると、男性では1位「国語」2位「保健・体育」、女性では1位「保健・体育」2位「算数・数学」となった。また、子どもの頃に就きたかった職業は、男性・女性ともに3年連続で「教員」が1位となった。
教師として職場に入ってきてほしい有名人を訊ねたところ、男性回答・女性回答ともに「大谷翔平さん」が1位となった。理由としては「ストイックで真面目で、生徒に多大な良い影響を与えてくれそうだから」「常に向上心をもっていて目標を達成できる努力家なので、言葉に説得力があるから」「努力することの大切さを上手に子どもたちに伝えることができそうだから」などが挙げられた。
十分に時間を割けていないと感じる業務を訊ねたところ、「授業の準備」 が46.3%で最も多くなった。特に小学校と特別支援学校の教員では半数を超えており、多くの人が授業準備の時間が足りないと感じていることが分かった。教員の業務において苦労していることは「保護者とのコミュニケーション」が最も多く3人に1人となり、「児童・生徒の生活指導」「授業の準備」と続いた。仕事の悩みを相談する相手がいると回答したのは77%、女性では87%に上り、相談する相手は「同世代の教員」が最も多くなった。
スクールカウンセラー・スクールロイヤーについて訊ねたところ、職場での在籍率はスクールカウンセラーが80%、スクールロイヤーが14%だった。スクールカウンセラーが自身の学校にいない人の65%が「スクールカウンセラーが必要だと思ったことがある」と回答。スクールロイヤーが自身の学校にいない人では、64%がスクールロイヤーの必要性を実感した経験があると回答した。
児童生徒から言われて最もうれしかった言葉は「ありがとう」がダントツで、次いで「先生が担任・担当でよかった、担任・担当になってほしい」、「勉強が好きになった、面白く楽しくなった」と続いた。また、児童生徒から言われて最もへこんだ言葉は、「授業がわからない・わかりにくい、下手」が1位となった。
子どもたちに身につけてほしいことは、全体では「優しさ・思いやり」が1位となったが、20代の教員では「コミュニケーション能力」が1位となった。子どもに薦めたい映画は、1位「火垂るの墓」2位「ショーシャンクの空に」3位「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「となりのトトロ」、また、薦めたいYouTubeチャンネルは、1位「HikakinTV」2位「エガちゃんねるEGA-CHANNEL」3位「両学長リベラルアーツ大学」「中田敦彦のYouTube大学-NAKATA UNIVERSITY」となった。
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