2025年10月30日
子どもの朝の不調、8割以上の家庭が「子どもが朝起きづらい」と回答=起立性調節障害改善協会調べ=
起立性調節障害改善協会は29日、小〜高校生の子どもを持つ全国の保護者243人を対象に実施した、「子どもの朝の不調に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、子どもが「朝起きづらい」と感じることがあるか?と聞いたところ、「時々ある」43.6%、「よくある」38.3%、「ほとんどない」12.8%、「まったくない」5.3%という結果になり、「よくある」と「時々ある」を合わせると8割を超え、ほとんどの家庭が「朝の不調」を実感していることが分かった。
なかには、「毎日のように起きられない」と感じるケースもあり、単なる生活リズムの乱れにとどまらず、体調面の課題が背景にある可能性を示唆している。

「朝起きづらい」と感じ始めたのは何歳(何学年)ごろか?と尋ねたところ、「小学校低学年以前」33.7%、「特に感じていない」16.0%、「小学校中学年ごろ」14.4%、「小学校高学年ごろ」12.8%、「中学1年ごろ」12.3%という結果になった。
「小学校低学年以前」から朝の不調を感じている家庭が3割を超え、発症の低年齢化が伺える。また、小学校高学年から中学2年ごろまでに「朝起きづらさ」を感じ始めた家庭も、全体の約3割(30.9%)にのぼった。

起きづらくなった要因として考えられる、その頃の生活習慣の変化を尋ねたところ、「就寝時刻が遅くなった」28.6%、「スマホやタブレットを持つようになった」17.2%、「ゲーム時間が増えた」12.1%、「特に変化はなかった」9.5%、「ストレスを感じるようになった(勉強・友人関係など)」9.1%、「その他」23.5%(習い事が増えた:7.6%、部活動を始めた:6.6%、学習塾に通い始めた:5.9%など)という結果になった。
最も多かったのは「就寝時刻が遅くなった」の約3割で、スマホ・タブレット利用やゲーム時間の増加など、夜型化を招く生活習慣が上位に並んだ。一方で、「ストレス」「習い事・塾」など、心理的・環境的負担を指摘する声もあり、生活リズムだけでなく子どもを取り巻く環境変化が複合的に影響していることが伺える。

子どもが訴える「朝の不調」の具体的な症状を聞いたところ、「朝起きられない/午前中に体調が悪い」29.5%、「特に当てはまらない」17.4%、「倦怠感・疲れやすさ」15.1%、「集中力の低下」12.4%、「頭痛」6.5%、「その他」19.1%(気分の落ち込み:6.0%、腹痛:5.7%、立ちくらみ:2.2%など)という結果になった。
「朝起きられない」「午前中に体調が悪い」が3割近くを占め、日常生活や登校への支障が大きいことが分かった。また、「倦怠感」「集中力低下」「気分の落ち込み」などの回答も多く、心身のバランスが乱れている兆候が読み取れる。

「季節によって子どもの朝の体調に変化を感じるか?」と聞いたところ、「どの季節もあまり変わらない」51.0%、「秋・冬になると体調が悪くなりやすい」25.5%、「特に気にしたことがない」17.3%、「春・夏になると体調が悪くなりやすい」6.2%という結果だった。
半数以上が「季節による変化はあまりない」と答えつつも、4人に1人が秋冬の不調を実感していた。寒暖差や日照時間の減少による自律神経の乱れが関与している可能性があり、季節の変わり目が症状を引き起こす“トリガー”になり得ることが明らかになった。
この調査は、小学生〜高校生の子どもを持つ全国の保護者を対象に、10月25〜28日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は243人。
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