2026年10月19日
近畿大学、近大病院に「ARどうぶつえん」常設導入 治療の不安や緊張を和らげる
近畿大学は15日、近畿大学病院とSTARIUMが、AR(拡張現実)技術を活用し、入院中の子どもたちをはじめ、通院する患者や面会に訪れた家族に動物との出会いを届ける「ARどうぶつえん」を常設導入することを発表した。
西日本で初めての導入として、12月下旬からの運用開始予定。
近畿大学病院は、STARIUMと連携し、患者の治療中の不安や緊張を和らげる新たな療養環境の整備を目的に「ARどうぶつえん」を常設導入する。
通院や入院により、外出や日常生活を制限される子どもたちは、孤独感や検査・治療への恐怖といった強いストレスを感じやすくなる。「ARどうぶつえん」導入により、アレルギーや感染症のリスクなく、画面越しに実物大の動物たちが現れる臨場感あふれる体験を届けることで、子どもたちの治療中の不安や緊張の軽減をめざす。
これまでに、全国の医療機関や特別支援学校などで導入されており、3月からは横須賀市立総合医療センター(神奈川県横須賀市)で常設運用されている。導入を支える仕組みとして、地域の企業・団体が費用を負担する「ARどうぶつえん こどもサポート」がある。
近畿大学病院での導入は、12月下旬より小児病棟、小児外来エリアや院内の情報コーナーへ順次実施予定。
「ARどうぶつえん」は、世界的な人気を誇る北海道旭川市の旭山動物園による監修のもと、現実には存在しない場所や空間にリアルな実寸大の動物たちを出現させるAR技術を活用したサービス。
SoVeC(ソベック)のVisual Positioning System技術で日常空間にARを表示させるロケーションベースARアプリ「XR CHANNEL」を活用したリアルな表現により、スマホを通じて、まるで目の前に動物がいるかのような非日常的な体験を創り出す。
スマホやタブレットを活用した新たな学びの機会や枠組みが構築される可能性が評価され、2024年度グッドデザイン賞を受賞した。全国の病院・特別支援学校等でのイベントや常設導入を通じて、「笑顔が増えた」「落ち着いた様子を見せてくれるようになった子どももいた」「動物をきっかけに会話が生まれた」といった声が現場から寄せられている。
導入概要
開始時期:12月下旬予定
導入場所:
近畿大学おおさかメディカルキャンパス 2号館(診療棟)小児病棟、1号館(外来棟)小児外来エリア、院内の情報コーナーへ順次実施予定
対象:近畿大学病院の通院・入院生活を送る患者とその家族
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