- トップ
- 企業・教材・サービス
- JST/ライブとテレビとで学習中の子どもの脳の働きが違うことを解明
2014年8月5日
JST/ライブとテレビとで学習中の子どもの脳の働きが違うことを解明
科学技術振興機構(JST)は4日、上越教育大学などによる研究チームが、子どものテレビを使った学習は、目の前にいる人から学習するライブの場合と比べて、脳の一部分の活動が弱くなるということを明らかにしたと発表した。子どもがテレビから学習する際の脳内機序の特徴を初めて示した成果だという。
研究は、JSTの戦略的創造研究推進事業として、上越教育大学の森口佑介准教授と、東京大学の開一夫教授が共同で実施した。
テレビは、子どもにとって現実とは異なる世界で、テレビによる認識や学習は重要な研究課題となっており、これまでの研究から、4歳から5歳ごろになるとテレビの他者から学習できることが示されている。
しかし、テレビから学習する場合と、ライブで学習する場合とで、学習プロセスや脳内機序が同じであるかどうかは分かっていなかった。
研究チームは、ライブで学習する場合と、テレビで学習する場合とで、脳活動の活性度を調査。幼児はライブと比べて、テレビで学習すると「運動関連領野」(*)の活動が弱いことを明らかにした。
今回の研究結果は、テレビなどを使ったデジタル学習や教育への応用が期待されるという。
(*)運動関連領野:運動指令を出す脳領域。自分が行動しているときだけではなく、他者の行動を観察しているときにも活動することが知られている。
関連URL
最新ニュース
- 「EDIX(教育総合展)東京」、5月8~10日に東京ビッグサイトで開催(2024年5月2日)
- 第一志望に合格した大学生の5割以上が、2回以上「志望校が変わった」と回答=武田塾調べ=(2024年5月2日)
- アディッシュプラス、宮崎市による「宮崎市こころつなぐライン相談」事業を受託(2024年5月2日)
- Adecco、東京都「デジタル人材育成支援事業(短期集中コース)」の運営を開始(2024年5月2日)
- DNP、不登校児童・生徒などを支援する3Dメタバースを東京都の30自治体等に展開(2024年5月2日)
- ラインズ、入退室管理システム「安心でんしょばと」仙台市で一斉導入(2024年5月2日)
- コドモン、大阪府摂津市のこども園にICTサービス「CoDMON」導入(2024年5月2日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が山梨県南アルプス市で提供開始(2024年5月2日)
- ミラボの子育て支援アプリ「子育てモバイル」、岐阜・美濃市が導入(2024年5月2日)
- iU、eスポーツルーム開設 新年度から正式カリキュラム化も検討(2024年5月2日)