- トップ
- STEM・プログラミング
- ポートと東京女子医大、IoT活用して遠隔診療の共同研究
2016年9月7日
ポートと東京女子医大、IoT活用して遠隔診療の共同研究
ポートと東京女子医科大学は6日、共同でIoTを活用した「都市型遠隔診療」の安全性および有効性に関する実証研究を開始すると発表した。
この共同研究では、生活習慣病の都市部での診療に遠隔診療を導入した場合の安全性および有効性を検証することで、都市部でのIoTを活用した医療の効果に関する医学的エビデンスを国内で先駆けて蓄積する事を目指すという。
ポートは、2015年11月に国内初の遠隔診療プラットフォームサービス「ポートメディカル」の提供を開始。2016年6月には宮崎・日南市と無医地区での遠隔診療の実証事業を始め、同年8月には医学研究チームを発足させている。今回は、東京女子医大高血圧・内分泌内科学講座と共同で、都市部における高血圧診療に、IoTと遠隔診療を活用した場合の有効性と安全性を実証する臨床研究「高血圧治療における非対面型遠隔診療と従来型対面診療の比較試験」を開始するもの。
高血圧治療では長期間にわたる定期的な血圧のモニタリングが重要で、日本高血圧学会のガイドラインでは、特に家庭血圧の測定に基づいた治療介入が重視されている。IoTと遠隔診療の活用により、自宅での血圧測定をより積極的に取り入れることで、血圧の最適なコントロールが可能になることが期待されるという。
また、高血圧の放置や、不十分な治療で起こり得る脳出血や脳梗塞などの脳卒中、心筋梗塞や心不全、不整脈などの心臓病、慢性腎臓病といった長期合併症の予防につながることも予測されるという。
今回の研究では、研究における医療の質が確実に担保されるよう、大学病院の経験豊富なスタッフ・倫理委員会の協力および承認のもと安全に研究を実施することで、「非対面型の遠隔診療による慢性疾患の治療が従来の診療に比して医学的に劣らない」という仮説をはじめ、患者満足度、医療費などに対する潜在的影響なども実証していく予定だという。
関連URL
最新ニュース
- MetaMoJi、リアルタイム学習支援サービス「MetaMoJi ClassRoom 3」に「メタモジドリル」を搭載(2025年12月12日)
- SDT、静岡県磐田市で生成AI活用した「子育て分野」チャットボットの実証実験開始(2025年12月12日)
- さつき、離島で遠隔授業 島根県教委員に電子黒板「ミライタッチ」を導入(2025年12月12日)
- ラインズ、神奈川県秦野市が全児童ホームで入退室管理システム「安心でんしょばと」導入(2025年12月12日)
- 1位は「高」、Z世代が選んだ「今年の漢字」&「2026年やりたいこと」ランキングを公開 =MERY調べ=(2025年12月12日)
- Z世代の漢字離れを検証、漢字の読みが難しい“難漢”大学ベスト10を発表 =嘉悦大学調べ=(2025年12月12日)
- 大学受験生への声掛け、53.5%の親が「ねぎらいや体調を気遣う言葉で」と回答 =塾選調べ=(2025年12月12日)
- 郁文館高校、中3生向け「都立自校作成型オープン入試」を2月14日に実施(2025年12月12日)
- バッファロー、札幌第一高校へのマルチギガネットワークの構築事例を公開(2025年12月12日)
- 富士フイルムシステムサービス、ICT活用に向け大阪教育大学と包括連携協定を締結(2025年12月12日)














