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2026年7月6日

遊びの中に学びを!ユーバーの幼児・低学年向けScratchプログラミングVol.4  <あしあとがいっぱい『ループ』>

プログラミングの抽象的な概念を、いかに直感的な体験に落とし込むか。本シリーズでは、ユーバープログラミングスクール代表の中村里香が、子どもたちの「驚き」や「発見」につながる楽しい教材のヒントをお届けします。

今回のテーマは、「ループ(繰り返し)」です。色とりどりの「あしあと」をたくさんステージにつけていきます。1つずつ「あしあと」をつけると大変だなと感じたら繰り返しのブロックに挑戦する、子どもたちの楽しい体験につながる教材例をご紹介します。

スクラッチで「あしあと」をたくさんつけよう

「あしあと」の絵(コスチューム)を描こう

ステージにたくさんつける「あしあと」の絵を準備します。どんな絵でも構いませんが「あしあと」はフリーハンドでも円などの図形の組み合わせでも比較的、かんたんに描けるのでおすすめです。子どもたちに描いてもらっても楽しいです。


「あしあと」の定義とはじめのプログラム

【先生の準備】
今回は、Scratchの拡張機能である「ペン」の「スタンプ」を使います。「スタンプ」は、スタンプを押すように簡単にスプライトの絵(コスチューム)を、ステージ上の今いる位置に表示する機能です。移動とスタンプを繰り返し実行してステージにたくさんの「あしあと」をつけていきます。

小さな子どもたちに「繰り返し」を楽しく体験してもらうために、あらかじめ、先生が以下の例のようなブロック定義「あしあと」を用意しておくとスムーズです。ステージ上をランダムに移動し、色の効果を変えてからスタンプを押します。

ブロック定義「あしあと」
・どこかのばしょへいく
・いろのこうかを15ずつかえる
・スタンプ

はじめのプログラム(緑の旗が押された時)
以下を準備しておきます。元のスプライト(本体)はあらかじめ「かくす」ブロックで隠しておきます。そうすることで、ステージ上には純粋にスタンプされた「あしあと」だけが残り、子どもたちが「繰り返した回数」と「画面に見えているあしあとの数」がぴったり一致するため、視覚的に繰り返しの効果を理解しやすくなります。

・かくす
・がぞうこうかをなくす(色の効果をリセット)
・ぜんぶけす(前回押したスタンプを全て消す)


「あしあと」をつけてみよう

まずは、1つ「あしあと」をつけてみましょう。「あしあと」を1つ実行するとステージには1つ「あしあと」が表示されます。

続いて「あしあと」を2つ3つと繋げて複数の「あしあと」をつけていきます。


回数を指定して繰り返しで「あしあと」をつけてみよう

「あしあと」ブロックをさらに長く繋げていきます。ブロックを実行した数だけ「あしあと」をたくさんつけられるので子どもたちは喜んで繋げることでしょう。

そこでもっとたくさんつけたいけれど、ブロックが増えて大変だなと感じてもらえるように10個、30個という具合に働きかけます。

そこで「◯かいくりかえす」のブロックを紹介します。「◯かいくりかえす」ブロックは◯の数字の回数、挟んだブロックを繰り返し実行します。

「3かいくりかえす」のブロックに「あしあと」をはさめば、「あしあと」を3つつけられます。


もっと多くの「あしあと」をつけてみよう

繰り返す回数を10にすれば、「あしあと」を10こつけられます。さらに「◯かいくりかえす」のブロックを「ずっと」に置き換えてみましょう。

「ずっと」ブロックは挟んだブロックをずっと繰り返しますので、「あしあと」をはさめばステージを埋め尽くすほど、さらに多くの「あしあと」をつけることができます。

「ずっと」の繰り返し処理はステージ上部の赤いボタン(とめる)を押して停止できます。

教材のアイデア

楽しく学ぶために、子どもたちの大好きなアイテムを題材にして、思わず繰り返したくなるような教材が最適です。今回はスタンプを使ってシンプルに「あしあと」をつける例をあげましたが、空に点在する星、シャボン玉、水上のアメンボなど様々な応用ができるのではないかと思います。
プログラミング教室では、ドーナツ工場をテーマに流れてくる様々なサイズの箱にぴったりの数のドーナツを入れるという練習問題が人気です。ブロック定義「ドーナツをながす」で1つドーナツを箱に流し入れます。「6個入りの箱なら?」「3個入りの箱なら?」と考えながら無事にドーナツを全て出荷するという教材です。

くりかえしを学ぶ「ドーナツをはこにいれる」

<筆者プロフィール>
ユーバー株式会社 代表 中村里香
2017年4月、すべての子どもが楽しく学べるプログラミング教育を目指し、ユーバー株式会社を設立。プログラミング教室運営、クラウド型学習サービス「うさプロオンライン」の提供、教材開発、講師育成支援、体験イベントの開催などを行う。環境に左右されない学びの機会を届けるため、教育現場や企業と連携し活動中。

ご質問・お問い合わせ info@yuber.jp 中村宛(ご質問は該当記事のURLを添えてください)

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