2026年7月24日
小学生保護者の約8割が「学童での過ごし方に不安」と回答 =明日香調べ=
明日香が運営する子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ」は23日、小学校1〜6年生の子どもがいて、その子どもが現在学童保育(公立学童・民間学童・アフタースクール等を含む)を利用している保護者111名を対象に、学童保育の過ごし方と教育投資意識に関する実態調査を実施しその結果を発表した。

「Q1. あなたは、お子様の放課後児童クラブ(以下、学童保育。なお、公立学童・民間学童・アフタースクール等を含む)学童保育での過ごし方を十分に把握できていると思いますか。」(n=111)と質問したところ、「非常にそう思う」が28.8%、「ややそう思う」が47.7%という回答となった。

「Q2. あなたは、お子様の学童保育の過ごし方や中身について、現在不安や疑問を感じていますか。」(n=111)と質問したところ、「非常にそう思う」が27.9%、「ややそう思う」が48.6%という回答となった。

「Q3. Q2で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方にお聞きします。具体的にどのような不安や疑問を感じていますか。(複数回答)」(n=85)と質問したところ、「学習面でのサポートが不足していると感じること」が61.2%、「子どもがどんな活動をしているか見えにくいこと」が44.7%、「体験や習い事のような学びの機会が少ないこと」が43.5%という回答となった。
「Q4. Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した方にお聞きします。Q3で回答した以外に、感じている不安や疑問があれば、自由に教えてください。該当するものがない場合は「特になし」とご記入ください。(自由回答)」(n=85)と質問したところ、49の回答を得ることができた。
<自由回答・一部抜粋>
・学習指導しなくてよいので、宿題の進捗管理だけでも助かるが、全くの手放しで放置されているように感じる。
・一緒にいる大人の人がどんな人なのかわからないので性犯罪者が潜り込んでいないか不安。
・持参したお弁当の衛生管理、トラブル発生時の対処スキルの低さ。
・子ども同士で仲間外れやいじめが起きていないか心配になることがある。
・違う学年との付き合い方。

「Q5. あなたは、現在お子様が利用している学童保育は「預けるだけ」の場所になっていると感じますか。」(n=111)と質問したところ、「非常にそう思う」が27.9%、「ややそう思う」が49.5%という回答となった。

「Q6. あなたは、追加料金を払ってでも、学童保育で、より充実した学びや体験を提供してほしいと思いますか。」(n=111)と質問したところ、「非常にそう思う」が28.8%、「ややそう思う」が56.8%という回答となった。

「Q7. Q6で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方にお聞きします。具体的にどのような学びや体験を希望しますか。(複数回答、上位3つまで回答可)」(n=95)と質問したところ、「英語や外国語に触れる体験」が55.8%、「学習サポート(宿題・復習・学習指導)」が47.4%、「プログラミングやITに関する体験」が33.7%という回答となった。

「Q8. あなたは、お子様が小学校に進学する前後を比較して、養育・教育にかかる費用負担はどう変化しましたか。」(n=111)と質問したところ、「やや増加した」が55.9%、「大幅に増加した」が22.5%という回答となった。

「Q9. あなたは、学童保育の質や提供される内容には、自治体や地域による差があると思いますか。」(n=111)と質問したところ、「非常にそう思う」が33.3%、「ややそう思う」が53.2%という回答となった。

「Q10. Q9で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方にお聞きします。学童保育の質や内容に、自治体や地域による差があると思った理由を教えてください。(複数回答)」(n=96)と質問したところ、「SNSやインターネットで情報を見たから」が57.3%、「親族や知人から他地域の話を聞いたから」が40.6%、「引越し等で複数の学童を利用した経験があるから」が35.4%という回答となった。

「Q11. あなたが、学童保育について、自治体に対して期待する支援を教えてください。(複数回答、上位3つまで回答可)」(n=111)と質問したところ、「体験や学びに対する補助金の支給」が53.2%、「指導員の質を担保する研修制度の整備」が42.3%、「利用料の補助・無償化の拡充」が37.8%という回答となった。
本調査から、保育園の無償化が進む一方で、小学校進学後の学童保育は依然として「預かり」機能にとどまり、保護者が求める「学びや体験の場」としての役割との間にギャップを抱えている実態が浮かび上がった。追加の費用負担をいとわず質の向上を望む声の広がりは、保護者の教育投資意欲の高さと、現行サービスへの物足りなさの両面を映し出していると言えそうだ。保育園無償化や小学校が担う役割との対比のなかで、「預かり」から「育ち」の場へとどう質的転換を図り、自治体・地域間の格差をどう埋めていくかが、今後の論点となるのではないか。
「学童保育の過ごし方と教育投資意識に関する実態調査」調査結果のダウンロード
■調査概要
調査名称:学童保育の過ごし方と教育投資意識に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー」の企画によるインターネット調査
調査期間:2026年6月24日〜同年6月25日
有効回答:小学校1〜6年生のお子様がおり、そのお子様が現在学童保育(公立学童・民間学童・アフタースクール等を含む)を利用している保護者111名
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