2025年6月2日
COMPASSが提案する“個別最適×探究”の学び/EDIX2025リポート 〜教科学習の効率化で時間を生み、子どもたちの「未来を創る力」へとつなげる
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4月23日〜25日、東京ビッグサイトで開催された「EDIX(教育総合展)東京2025」にて、COMPASSは「学習eポータル+AI型教材『キュビナ』」および「公教育向け探究学習プログラム」を出展。小学館グループ6社による共同展示として多様な学びの形を提案した。
ブースでは、来場者が「キュビナ」を体験できるコーナーや導入に関する個別相談コーナーに加え、「公教育向け探究学習プログラム」の紹介コーナーが設けられ、多くの教育関係者の関心を集めていた。
EDIX小学館ブースで展開されたCOMPASSの取り組み、そしてその根底にある想いについて詳しく紹介する。
学習eポータル+AI型教材「キュビナ」
〜子どもたち一人ひとりに合わせた学びを届けるAIドリル〜
「キュビナ」は、子どもたち一人ひとりの習熟状況を高精度なAIで解析し、最適なタイミングで個別最適化された問題を自動で出題するAI型教材だ。正誤だけでなく、解答時間や学習履歴といったプロセスまで細かく分析し、理解と定着を促すのが特徴。小中学校5教科に対応し、基礎から応用まで豊富な問題を収録している。すでに全国約2,300校以上、100万人を超える児童生徒が利用しており、「個別最適な学び」の広がりを支えている。
今回の展示では、「キュビナ」を実際に体験できるコーナーを設置。児童生徒一人ひとりに最適化された問題が出題される様子を、来場者自身の手で確認できる。ブースにはひっきりなしに人が訪れ、とりわけ現場の教員の姿が目立っていた。「この学年、この単元ではどんな問題が出るのか?」といった具体的な質問が飛び交い、教材への関心の高さがうかがえた。
単なる情報収集にとどまらず、「自分の目で見て、触れて確かめたい」という熱意を感じる場面も多く、展示されているiPadの学習画面を操作しながら、問題の出題意図やレベル感を真剣に確かめる姿が印象的だった。
「まだ習ってない」をなくす、教科書準拠の細かな設計でスムーズな学びを
「キュビナ」の大きな強みの一つが、文部科学省検定済みの主要教科書へのきめ細かな準拠だ。単なる目次や単元の対応にとどまらず、内容や題材の順序、用語表現に至るまで徹底して教科書と揃えている。これにより、児童生徒が「まだ習っていないこと」に混乱することなく、スムーズに学習を進めることができる。
教員にとっても、授業や宿題での活用がしやすい設計になっており、現場での使いやすさにも配慮されている。
シンプルな見た目に高機能を凝縮 〜作図や英語4技能にも対応
多くの教材がキャラクターや報酬コンテンツでゲーミフィケーションを強調する中、「キュビナ」の画面は非常にシンプルだ。その分、学習に集中しやすく使いやすいデザインになっている。一方で、機能面は非常に充実している。手書き入力に対応しており、定規・コンパス・分度器を使った作図や、関数のグラフ作成も可能。さらに、英語のリスニングやスピーキングといった、いわゆる「英語4技能」の学習もカバーする。
教員の「気づき」を支えるリアルタイムデータ活用
管理画面は「教員向けダッシュボード」の機能を備え、生徒の学習状況がリアルタイムで可視化される。これにより、教員は一人ひとりの理解度やつまずきを把握し、より的確できめ細やかな学習支援を行うことが可能になる。
展示コーナーでは、児童生徒の学習画面で実際に問題を解くデモが行われていた。教員用の管理画面には、正誤判定の結果や解答にかかった時間がリアルタイムで反映されていく。誤答が続いている箇所や時間のかかり具合も一目で分かるため、教員は必要なタイミングで的確な声かけができる。「少し手が止まっているな」と気づいた瞬間に、すぐに寄り添えるのだ。
この即時性によって、児童生徒がつまずいても自信を失う前に支援が届き、自ら学ぶ姿勢を保ちやすくなる。
COMPASSの担当者は語る。
「『キュビナ』は、AIによる個別最適な出題や学習データの可視化、そして従来の紙の教材で行われていた手間のかかる業務を担うことで、先生方が“子どもたちへの声かけやサポート”に、より多くの時間とエネルギーを注いでいただけるように設計されています。『キュビナ』は、先生がその力を最大限に発揮できるよう、サポートする存在でありたいと考えています。」
子どもたちの「未来を創る力」のために「学習の効率化による時間創出」を推進
COMPASSは、知識詰め込み型の学びや、忙しすぎる児童生徒の日々にも課題を感じている。探究学習やプログラミング的思考力の育成といった「未来を創る力」のためには「主体的な学び」とともに「時間の創出」が欠かせない。そこで「キュビナ」で理解と定着をテクノロジーの力で効率化し、「未来を創る力」のための時間創出を推進しているのだ。
公教育向け探究学習プログラム
〜子どもたちの「探究」に必要な力を育む〜
「キュビナ」で生まれた時間を活かし、より主体的で深い学びを届けるために展開されているのが、COMPASSと小学館集英社プロダクション(以下、ShoPro)が共同開発する「公教育向け探究学習プログラム」である。
この教材は、教科の単元と実社会をつなぐテーマで構成されており、児童生徒の「思考力・判断力・表現力」や「学びに向かう力」を育てることを目的としている。映像教材、ワークシート、授業用手引きがセットになっており、教員の負担も軽減できるよう設計されている。
プログラムは、企業との連携によって制作されており、教育支援の一環として学校現場へ無償で提供されている。社会とのつながりを意識した実践的な内容が特長で、今後も新たなテーマが継続的に追加される予定だ。
国語における絵本をつくる探究学習プログラム
2024年度に提供された国語科連動型の探究教材が、日本マクドナルドと連携した「国語における絵本をつくる探究学習プログラム」だ。推奨学年は小学5年生~6年生で、同社のハッピーセットに付属する絵本を題材に、2コマで完結する構成となっている。
子どもたちは10分程度の動画を見ながら問いを立て、プロの絵本作家の話をヒントにワークシートを埋めていく。個人やグループで絵本づくりに挑戦し、必要に応じてタブレットで調べものをしながら、思考力や表現力を発揮する。
会場のブースでは実際の授業映像や成果物が紹介されており、のびのびと意見を交わしながら主体的に取り組む子どもたちの笑顔が印象的だった。
社会科で学ぶ自分の住むまち×マンガ/キャラクターのコラボを考える探究学習プログラム
2025年度には、小学館の『コロコロコミック』と連携した探究学習プログラムがスタート。推奨学年は中学1年生~2年生で、社会科と連動する。たとえば中学地理の「地域の在り方」の単元では、「世界から見た日本の特徴」などの視点を持ち、自分の住む地域の課題を把握し、まちづくりのアイデアを考えるといった探究に取り組む。既習事項を実社会に照らして深める構成となっている。
担当者の想い
プログラムを制作するShoProの担当者は、「これからの未来を担う子どもたちに、平等に良い学びの機会を届けたいと考えています。企業には、社会に開かれた学びの題材になる良質な資源がたくさんあります。それを一人でも多くの子どもたちに届けたいと考えています。先行プログラムを実施する中で特にうれしかったのは、授業後に“今日やったことを家族や友達に伝えたい”と話す子どもたちがとても多かったことです。学校の授業が子どもたちにとってさらにそういう場になる手助けになれているのであれば、そんなに嬉しいことはないですよね」と語る。
COMPASSの担当者もこう続けた。「例えば中学1年生が地理の授業で地域について学んだあと、『コロコロコミック』と連携した探究教材で、さらに発展的に学ぶ。この『教科とつながる探究』こそが、私たちの大きな特徴です。
もちろん、探究教材は単体でもご利用いただけますが、私たちはまず『探究に向かうための時間』をつくることが大切だと考えています。その時間を生み出すのが『キュビナ』です。日々の教科学習を効率化することで時間を生み、未来を生き抜く力へとつながる探究学習を届けたい。それがCOMPASSの想いです。
展示を通じて、多くの来場者の方に私たちの取り組みを知っていただけたらとても嬉しく思います。」
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