2016年5月11日
「未来の君に会いに行く」人口知能(AI)型教材“Qubena”
人口知能(AI)型教材“Qubena”誕生
地域で一番の学習塾として評価されても、成績アップに時間を取られて未来について学ぶ時間がとれない。「なんだこれ」と神野は思った。やっぱり、一斉指導にしても個別指導にしても、無駄が多いな、と。
調べてみたら集団指導では50分ある授業の内、一人当たり5分しか意味のある時間が無いと分かった。残り45分間は、全然意味が分からないか、既に知っていることだ。だとしたら、すべての時間を使えれば10倍の速度で学習できるんじゃないか。そのためのツールを作って、子どもたちを暇にしてあげよう。そして、余った時間で未来を生き抜くために必要な事を教えるんだ。そこで、“Qubena”を作ることにした。
“Qubena”は、人工知能を使ったタブレット用の教材。問題を解くのに時間はどれだけ掛かったか、どういう順番で解いたか、つまずいたのはどこかなど、生徒の解答プロセスやスピード、正答率などのありとあらゆる情報を人工知能が収集、蓄積、解析する。そして、それぞれの生徒に最適な問題を出し続けることで、効率よく、確実な理解度で学習を進めることができる。
現在は、中学校の数学に特化している。数学の場合生徒によって間違え方はそれぞれであり、解決方法もそれぞれだ。例えば1次関数の式を求める計算の途中で「方程式の割り算のミス」をしたとする。すると間違いの原因を“Qubena”の人工知能が解析し、弱点を克服するために「方程式の割り算」の問題へと誘導する。“Qubena”は、生徒が理解していない概念や得意不得意を発見し、弱点克服に最適な問題を出題する。
そして、“Qubena”を使うことで得られるメリットは、なんと言っても学習のスピードだ。中学1年生であっても、自分の力だけで中学3年生の内容にまでも挑戦できる。豊富なアニメーションやヒントによる解説もあって、各生徒に最適化された問題を解き続けることで、これまでにない効率で学習を進めることができる。
2015年にCOMPASSが約20人の生徒を対象に実施した導入実験では、通常14週間かけて行う1学期の授業が2週間で終わり、受講者全員が学校平均点を上回る結果となった。実に、7倍の速さだ。
このようなスピード感が実現したのは、“Qubena”での学習と従来の授業の進め方が全く異なるためめだ。“Qubena”を使った学習では、各自がタブレットで問題に取り組み、苦手な概念の原因を克服する問題を“Qubena”が個別に出し続ける。生徒一人ひとりにとってムダな時間が一切なく、学習している時間すべてが意味のあるものとなるので、高い学習効果を実現するのだ。
“Qubena”を使って学習効率を高めて時間の余裕を作り、そこで未来を生き抜く力を学ぶ環境を創出するため、2015年10月神野は、東京の三軒茶屋に数学専門の学習塾「Qubena ACADEMY」を設立した。
最新ニュース
- C&R社、離職者等再就職訓練「キャリアアドバイザー・コーディネーター(オンライン)科」受講生募集(2026年6月5日)
- コニカミノルタ、学校向けソリューション「tomoLinks」のAIドリル機能が岐阜・大垣市に導入(2026年6月5日)
- 大阪電気通信大学、大阪府立工科高5校と次世代高度技術者育成に向けた高大連携覚書を締結(2026年6月5日)
- 中高生の登校しぶり、約8割の保護者は「子どもの言葉や欠席などの行動」で初めて気づく =塾選調べ=(2026年6月5日)
- 東京大学松尾研、「大規模言語モデル講座」受講生募集&2025年度講義資料を無料公開(2026年6月5日)
- 金沢工業大学、AIやIoTを基礎から応用まで学ぶ「情報技術教育プログラム」開講(2026年6月5日)
- 京都橘大学、情報学研究科の学生チーム「KTU」がロボカップ世界大会に出場(2026年6月5日)
- ATOMica×大阪ガス、探究学習支援プログラム「Socialium」を明星高等学校に導入(2026年6月5日)
- NVIDIA、学術研究向けに「NVIDIA Isaac GR00T Reference Humanoid Robot」を発表(2026年6月5日)
- 女の子のためのプログラミングスクール「griteen」、作品発表会を実施(2026年6月5日)













