2025年5月22日
ユーバーの「Scratchで小・中学校のプログラミング」Vol.07 <九九をいう>
ユーバープログラミングスクールの中村里香代表による、小学校のプログラミング授業で使ってほしいプログラミング言語Scratch(スクラッチ)の学習動画第7回。
今回は<中級者>向け、Scratchで九九をいうプログラムです。
変数と繰り返しで九九をいう
今回は、九九のプログラムを紹介します。Scratchで「変数」と「繰り返し」を使い、九九を計算してセリフで言うプログラムを作ります。
一の段から九の段まで、二重の繰り返しを使って九九のしくみをしっかり学べるようにします。
◆九九を計算してセリフでいう
まずは、九九の「段」を入れる変数「だん」と、「かける数」を入れる変数「かけるかず」を準備します。はじめにどちらにも「1」を代入し、「1×1=1」といった式をセリフで言うところからスタートします。
*変数とは、数値や計算式、文字列などのデータに名前をつけて保存し再利用するための仕組みです。

変数「だん」、「かけるかず」に代入する値を変えることで、九九を計算して答えをセリフで言えるようになります。
◆九九を計算してセリフでいう 一の段
一の段を言うには、変数「かけるかず」を1ずつ増やしながら、9回繰り返します。
「だん」に「1」が入っているとき、計算式は「1×1」「1×2」…「1×9」と進んでいきます。
◆九九を計算してセリフでいう 一の段〜九の段
今度は、この「一の段」を作った繰り返しを、「だん」の変数を1ずつ増やしながら9回繰り返していきます。
これで「一の段」から「九の段」まで、九九の全体を計算し、セリフで言えるようになります。

このように「一つの式 → 一段分 → 九段分」というふうに、少しずつ組み立てていくと、二重の繰り返しも自然に理解しやすくなります。
算数授業での活用
スクラッチは、ゲームづくりだけでなく、子どもたちのアイデア表現や発表、調べ学習にも広く活用できるツールです。
今回紹介した「九九をいう」プログラムは、教科学習との相性も良く、算数の理解を深める活動にもつながります。
実際にプログラムを作りながら体験することで、九九の構造を楽しく学んでもらえたらと思います。
次回は、この九九プログラムを「クイズ」に発展させていきます。
◆変数とは
<筆者プロフィール>
ユーバー株式会社 代表 中村里香
2017年4月、すべての子どもが楽しく学べるプログラミング教育を目指し、ユーバー株式会社を設立。プログラミング教室運営、クラウド型学習サービス「うさプロオンライン」の提供、教材開発、講師育成支援、体験イベントの開催などを行う。環境に左右されない学びの機会を届けるため、教育現場や企業と連携し活動中。
ご質問・お問い合わせ info@yuber.jp 中村宛(ご質問は該当記事のURLを添えてください)
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