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2016年3月8日
子ども研究員が見事なプレゼン「ロボットと未来研究会」発表会
埼玉大学STEM教育研究センターの「ロボットと未来研究会」は5日、第28期最終発表会を埼玉大学総合研究シアターで開催した。
「ロボットと未来研究会」は、STEM研究センター代表の野村泰朗准教授が、子どもたちの創造力育成と学生に教育現場体験の機会を提供する目的で始めたもので、学生たちの運営で今年14年目を迎えた。
半年を1期として、「LEGO入門」「オリジナルキット入門」「宇宙エレベーター」「ロボカップ」「Scratch」などテーマの決まったコースから、自分で研究テーマを決められる「研究コース」まで様々なコースに、年少の園児から高校生までが“研究員”として参加している。
最終発表会は、半年間の成果をプレゼンテーションやデモンストレーションで発表するもので、研究員にとっては晴れ舞台となるもの。
はじめに一人ひとりが研究のテーマや作ったもの、工夫した点、難しかったところ、見て欲しいところなどを簡単に発表し、その後ポスターや実物を使ったプレゼンテーションを行う。
プレゼンテーションに使われるポスターには、「活動の流れ」や「設計図」、「課題」や「対策」などが合理的にまとめられており、開発プロジェクトの進行が理路整然と行われていることが分かった。また、プレゼンテーションの内容は事前にまとめられ且つシミュレーションなど充分な準備が行われていることが伺えた。
発表会の最後に挨拶した野村准教授は「プレゼンテーションは大学生がやってもなかなか上手にできるものではないが、今日の研究員たちは皆とても上手に発表していた。それは研究員みんなの中に、ロボット開発などを通じて人に伝えたいもの、聞いて欲しいことがあるからだ。これからも、そんな気持ちを大切にして欲しい。この研究会は来年度15年目を迎えるが、これからも日本の未来にとって良い場所にしていきたい。3Dプリンターを使ったもの作りもやってみたい」と、今後の展望を語った。
4月にスタートする第29期の研究員は募集中で、体験教室なども予定しているという。
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