2017年6月7日
2018年卒大学生の内々定率が50%以上に、学情調査
学情は、5月22日~27日に、2018年卒業予定の大学生440人を対象に就職活動・内々定に関する電話リサーチ調査を実施。6日、その結果をまとめ発表した。
それによると、各地域、大学郡で昨年と比べて8~20%ほど高い内々定率で、企業の選考がますます活発になり、早期化しているのが見てとれた。
調査結果では、国公立・私立大の理系学生の内々定率は58.3%で、活動率は75.2%だった。内々定率は、昨年同時期(49.5%)と比べて8.8ポイント高く、企業の内々定出しのスピードが加速しているのが分かる。
また、国公立大の文系学生の内々定率は50.2%、活動率87.9%。全体内々定率でみると、公立の55.9%は昨年同時期に比べ20.4ポイント上昇しており、躍進が目立つ。売り手市場の中で、企業は激戦区の国立大よりも先に公立大から選考を進め人数の確保を重視した戦略をとっているようだ。
私立大の文系学生の内々定率は52.1%、活動率90.5%だった。全体内々定率は、昨年同時期と比べ8.7ポイント上昇。前回調査時に比べて16.2ポイント上昇しており、昨年の6月上旬の調査とほぼ同水準だった。昨年比約2週間早いペースで推移している。
どの地区も、昨年同時期調査時に比べ8~20ポイント上昇し、高い水準となっている。その一方で、就職活動を継続していることを示す「活動率」は80%前後がほとんど。内々定を得ていても多くの学生が就職活動を継続していることが分かる結果となった。
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