2017年7月24日
総務省、DNSの世界的な運用変更に伴う設定更新の必要性を周知
インターネットの重要資源の世界的な管理・調整業務を行う団体ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)が、DNS(ドメインネームシステム)において電子署名の正当性を検証するために使う暗号鍵の中で最上位となる鍵(ルートゾーンKSK)の更改を実施する。
これに伴い、キャッシュDNSサーバーを運用する者(契約者向けにサービス提供するインターネットサービスプロバイダ、LAN利用者向けにサービス提供する官庁、独法、学校、企業等)においては、速やかに事前公開されているルートゾーンKSKの公開鍵の情報を更新する等の措置を講じる必要がある。
総務省では、ICANNから、国内関係者への周知を依頼する内容の文書(*1)が接到したことを踏まえ、キャッシュDNSサーバーを運用する者が講ずべき措置について解説した資料(*2)を作成し、内閣サイバーセキュリティセンターの協力の下、各府省庁担当部局を通じた国内関係者への周知を実施している。
なお、2017年9月19日までに必要な措置が講じられない場合、webサイトへのアクセスやメールの送信ができない利用者が生じる可能性があるという。
*1:ICANNから国内関係者への周知を依頼する内容の文書(PDF)
参考資料
ICANNのアナウンス(日本語)
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