2013年10月31日
日本文教出版/電子黒板とタブレットで絵画を読み解く授業実践例を公開
日本文教出版は23日、お茶の水女子大学附属中学校で行われた電子黒板とタブレットを活用した美術の授業実践例をWebサイトに公開した。
授業は、「感覚的アプローチによる鑑賞と分析的アプローチによる鑑賞」をテーマに、ジャン=フランソワ・ミレーの絵画「落穂拾い」を題材に取り上げた。絵画を感覚的に味わったり、分析的にじっくりと鑑賞したりした後に、その印象や造形的な情報をワークシートにまとめて発表した。
教材や用具には、教師は電子黒板とタブレットを、生徒はタブレットと教科書、美術資料(秀学社)、鑑賞ワークシートなどを使用。日本文教出版は、提示型デジタル教材「みる美術」の「西洋美術 フランス国立美術館連合 編」を提供した。
これまでの鑑賞の授業では、教科書やカラーコピーなどの印刷物を使った授業が中心であったが、「みる美術」を使い、電子黒板とタブレットを活用し、教師と生徒が双方向で授業を展開できるように試みたという。
電子黒板とタブレットを活用したことで、生徒が「自分の鑑賞活動に合わせて作品を鑑賞できるようになった」、「よさや美しさを感じ取り味わう活動がじっくりと取り組めるようになった」などの感想があがった。
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