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2013年12月17日

日本マイクロソフトとWDLC/女子学生限定タブレットアプリ開発ワークショップ開催

日本マイクロソフトとウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム(WDLC)は14日、女子学生限定のタブレットアプリ開発ワークショップ「Digital Youth College#2社会貢献できるアプリ企画を考えよう」を東京・恵比寿ガーデンプレイスで開催した。

タブレットアプリ開発ワークショップ

社会的な課題の解決に「IT」と「女性ならではの感性」を活かそうという取り組みが各地で始まっている。今回のワークショップは、そうした課題解決に対してITの力で立ち向かおうとする女子学生を応援するイベント。

山梨県総務部防災危機管理課 城野仁志総括課長補佐

ITスキルを活かした就職・起業などを目指す、中学・高校・大学•専門学校生ら43名が参加し、アプリ開発のためのアイデアの出し方や発想の広げ方などについて学んだ。日本マイクロソフトの女性役員、女性社員らも参加し、学生が無償で使える開発ツールをプレゼントするなど、女子学生たちのアイデアを具現化するための支援を行った。

付箋にアイデアを書きだす

その後、3~5名のグループに分かれての議論を通じ「社会に貢献できるタブレットアプリ」アイデアを企画・設計するまでの入門編ワークショップを行った。

互いにアイデアを発表し合う

アイデア出しの前に、山梨県総務部防災危機管理課 城野仁志総括課長補佐、社会福祉法人東京コロニー職能開発室 堀込真理子所長、NPOブロードバンドスクール協会 若宮正子理事らが順に登壇した。“防災”“障がい者”“高齢者と医療”支援といったそれぞれの専門分野での課題解決に取り組んでいる現状を紹介。参加者らはこれらの話を参考に議論を開始した。

あるグループでは、ネットやタブレットなどを使って障がいをもつ人を支援するツールについて検討。使う相手を想定しどのような課題解決ができるのか、アプリにどのような機能を持たせていくのかについて、専門家や日本マイクロソフトの社員らの意見を参考に、悩みながらも作業を進めるうちに次々とアイデアが生まれていく。

アイデア発表では、「プロジェクトデスク」と命名したアプリのアイデアを発表した。タブレッット上にオフィスを再現し、職場の仲間の表情もリアルに感じることができるほか、書類を取り出すなどのアクションについて使いやすさを考慮した設計を行う。テレワークで作業する障がいをもつ社員らが、他の社員と同じ職場で働いている環境をつくり出すものだという。

その他のグループでも、電車乗車の際のストレス軽減アプリ、家族でつながる閉鎖的SNSなど、女性ならでは視点から生まれたアプリのアイデアが発表された。

全員で記念写真

ワークショップに参加した文系大学に通う4年生は、「Digital Youth AWARD」へ応募するため、既にアプリの開発を仲間と進めているという。「ディレクション・企画に携われることが楽しい」とアプリ開発への思いを語った。また、女子中学生2人は都内から参加。こうしたイベントは初めてだが、「他の人の意見を聞けるのが面白かった」と感想を述べた。

WDLCでは、“だれかをハッピーにするタブレットアプリ”のコンテスト「Digital Youth Award」を2014年4月12日にお台場ビーナスフォート教会広場で開催する。応募期間は、2014年2月28日まで。

 

 

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