2014年4月2日
サイバネットシステム/玉川学園のスマホアプリにAR フレームワーク「CYBER ねっこ」が採用
サイバネットシステムは1日、玉川学園のスマートフォン向けAR (*1)アプリ「TAMAGAWA」(TAMAGAWA アプリ)制作にあたり、汎用AR ブラウザ「junaio」を使った拡張性のあるARフレームワーク「CYBER ねっこ」が採用されたと発表した。
1 日付で公開・使用可能になる(当初はAndroid 版のみ、iOS 版は4 月中旬を予定)「TAMAGAWA アプリ」は、学生や教職員だけでなく、卒業生や入学希望者等、幅広い方々向けに、Web ページや冊子などの紙媒体では伝えきれない玉川大学・玉川学園の魅力を、AR 技術によって「楽しく、分かりやすく」伝えていくことを目的として企画・制作した。
今回「TAMAGAWA アプリ」に採用された「CYBER ねっこ」システムは、AR 機能を搭載したオリジナルスマートフォンアプリを開発する際に組み込むフレームワーク。
「CYBER ねっこ」上で開発したアプリでは、「App Store」や「Google Play」を通じてアプリを公開した後でも、サイバネットが取り扱っているAR コンテンツ制作支援ツール「metaio Creator」を使って制作したAR コンテンツを既存のアプリに自由に追加、編集することができるため、アプリ開発の知識を必要とせず、コンテンツ制作者の負担を大幅に削減できる。また、アプリの利用者にとっても、アプリをインストールしなおす必要がないというメリットがある。
「TAMAGAWA アプリ」は、その拡張性を活かし第1 弾コンテンツとして、2015 年4 月利用開始に向け建設中の「大学教育棟 2014」(図書館、講義室、研究室などが入る複合棟)の紹介を設計時に制作した3D データや内観パース図、建築工程を記録した動画等を二次利用することで、学校パンフレットの上に完成予定の3D モデルを出現させたり、360 度パノラマビューや、建築工程の記録動画を進捗に合せて閲覧できるようにした。
今後、玉川学園は「CYBER ねっこ」の自由な拡張性を活かし、AR を使って入学希望者に学部案内や講義風景、施設紹介等の情報を伝えたり、教育研究活動や学生による創作物の紹介動画等を見られるようにする等、ARを使った情報発信を活性化していくだけでなく、学内で自主的にAR コンテンツを制作できる環境を構築していく計画を持っているという。
(*1)AR:Augmented Realityの略で拡張現実のこと。
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