2014年6月18日
ICPF/ルネサンス高校、全生徒にタブレット配布し通信制ならではの学びを推進
情報通信政策フォーラム(ICPF)は11日、セミナー「ルネサンス高校グループの挑戦:タブレットを活用した通信制教育」を、東京・白山の東洋大学白山キャンパスで開催した。
講師は、ルネサンス・アカデミー代表取締役社長でもある、ルネサンス大阪高等学校の桃井隆良校長。
2006年4月に開校したルネサンス高等学校(茨城県大子町)は、私立(株式会社立)の通信制高校。ほとんどの授業を、インターネットを利用した教育システムによって行っており、スクーリング時のみ通学が必要となる。PC、携帯電話、スマートフォンなどを使ってレポート提出するなど、生徒が利用しやすいシステムを更新してきた歴史があり、講演ではデジタル学習デバイスや教材の活用についての紹介があった。
同校では開校2年目から、携帯電話でのレポートシステム展開に注力してきた。携帯電話は高校生にとって最も身近なデジタル学習ツールであり、それを活用することでいつでもどこでも学習することが可能となる。問題の発送ミスや採点結果通知のタイムラグ解消にもつながり、生徒・教員ともにメリットのあるシステムだと桃井校長は語る。
しかし、「問題形式が択一式に限定される」「画面サイズや通信速度の制限」といった課題もあった。そこで2011年4月から、学習端末としてスマートフォン活用を推進し、そうした課題を解決した。
また2013年4月から、全生徒にタブレット(AQUOS Pad/iPad mini)を配布し、動画授業や論述問題などの学習内容拡充を図り、レポート画面を使いやすいレイアウトへ変更するなどの整備を進めた。
その後、学内で行った調査では、国語の教科で2013年度の得点が61点だったのに対し2014年度では66点と5点アップ、数学では55点が67点に、英語では61点が77点と、得点アップが認められたという。
分数のできない生徒をできるようにするリメディアル教材(eラーニング)「ルネさんすう」や、科学の楽しさを伝える「科学検定」などの教材を活用しており、今後もこうしたサービスやコンテンツの充実にも力を入れていきたいと語った。
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