2014年11月20日
文科省/授業でのクリッカー利用約四倍に 大学教育改革状況調査
文部科学省は18日、2012年度の大学における教育内容などの改革状況について調査を行い、その結果を発表した。
調査は、国公私立767大学を対象に、2013年8月から10月にかけて実施。
調査結果では、コミュニケーション能力、課題発見・解決能力、論理的思考力などの能力育成を目的とした授業科目を開設する大学数、ラーニング・コモンズの整備・活用を実施する大学数などが増加しており、大学の教育改革は着実に進展しているとしている。
ICT活用については、eラーニングと教室で講義を組み合わせたブレンディッド型学習は、36.3%にあたる270校が導入。学習管理システム(LMS)を利用した事前・事後学習は、33.7%にあたる251校が推進していた。両結果とともに、2009年度の調査結果と比べて2倍以上の伸びをみせた。
また、クリッカー技術と呼ばれる、携帯を活用した学生応答・理解度把握システムを使った双方向型授業の実施校は、2009年度の40校から、2012年度は153校と、4倍近く増加した。
調査概要
調査対象:国公私立767大学 ※通信制大学、短期大学、平成24年度に学生の募集を停止した大学を除く ※放送大学を含む
調査方法:文部科学省ホームページに調査票・回答票等を掲載の上、全大学に回答依頼の文書を発出。各大学の記入後に回答票を回収、集計
実施時期:2013年8月~10月
回答率 :100%
概要
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