2014年12月10日
ベネッセ教育総合研究所/高校生の約4割がメールやLINEをしながら勉強
ベネッセ教育総合研究所は9日、中高生対象に実施した「ICT利用実態調査」の結果を発表した。
調査は、中学1年生から高校2年生までの9468名を対象に実施。ICTメディアの利用実態と意識について調べた。
それによると、中学生の87.3%、高校生の96.9%が、ふだんインターネットやメールを使っていると回答。さらに、インターネット利用者にアクセスツールをたずねたところ、「スマートフォン」は高校生で86.1%と高いものの、中学生は42.1%にとどまった。
社会のできごとに関する情報(ニュース)の入手にインターネットを使う比率は、中学生で50.2%、高校生で68.3%と半数を超える。ただし、「インターネット上の情報について、正しさを確認する方法がわからない」と不安を感じている子どもも多く、中学生の38.9%、高校生の49.2%が「あてはまる」と回答。
「メールやチャット(LINEなど)を書きながら(返事を出す場合も含む)」勉強することがある比率は、中学生で24.3%、高校生で37.5%。一定の割合の中高生が、勉強のときにもコミュニケーションで使用している。
ICTメディアの学習利用は、「辞書を使う」(中学生45.6%、高校生48.3%)、「メールやチャットで友だちに質問」(中学生26.4%、高校生48.3%)、「レポートの情報収集」(中学生30.2%、高校生45.0%)などが多く挙げられた。
調査概要
名 称:中高生のICT利用実態調査
テーマ」中学生・高校生のICTメディアの利用実態と意識
方 法:学校通しの質問紙による自記式調査
時 期:2014年2月~3月
対 象:中学1年生~高校2年生 9468名(有効回答数)※中学生 3203名(13校) 高校生 6265名(15校)
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)
















