2015年4月22日
ベネッセ/自治体が緊急性高く予算を投入したい分野は「子育て・少子化対策分野」
ベネッセホールディングスの社内シンクタンク「ベネッセ教育総合研究所」は、全国の市区町村1741自治体を対象に今年1月「明日の子育て・教育を考える」調査を実施し、21日その結果を発表した。
それによると、あなたの自治体で、緊急性が高く(おおむね3年以内)、予算をより多く投入したいと思う分野は何か、という問いに対し、約80%の自治体が、「子育て・少子化対策分野」を挙げた。「学校教育分野」と回答した自治体は4番目に多く約26%だった。
子育て・教育に関する考えについて、「自治体の発展のためには、子育て・教育施策を最優先するつもりだ」と回答した自治体は75.9%。回答者を首長に絞った場合の割合は94.4%となった。人口規模の小さな自治体ほど「最優先するつもりだ」と回答する割合が高いという結果だった。
子育て・教育施策の課題としては、「予算不足」を挙げた自治体は約7割、「人材不足」を挙げた自治体は6割弱。また、4割以上の自治体が「成果が表れるまでに時間がかかる」「育成した人材が地域外に出てしまう」と回答した。
人口規模が小さい自治体ほど、課題として「育成した人材が地域外に出てしまう」「支援してくれる企業・団体が少ない」と回答する割合が高い。一方、人口規模が大きい自治体ほど、 課題として「学校現場の理解を得にくい」「地域住民の理解を得にくい」と回答する割合が高かった。
この調査は、各自治体における子育て・教育に関する施策や、首長の思い・願いなどを調査することで、子どもたちのよりよい成長とその環境づくりに資することを目的としている。
関連URL
最新ニュース
- 「学びエイド」オンラインセミナー「公教育における映像教材の利用と私教育への影響」6月12日・21日開催(2023年6月8日)
- AI時代に子どもに身につけさせたいことの1位「プログラミング」=おうち教材の森調べ=(2023年6月8日)
- ユーバー、子どもにプログラミングを教えたい大人向けオンライン講座24日開講(2023年6月8日)
- 日本マイクロソフト、「Microsoft Education EXPO 2023 ~これからの教育のかたち~」 30日開催(2023年6月8日)
- WRO Japan、国際ロボット競技会を目指し全国35地区で公認予選会7月スタート(2023年6月8日)
- 東京工科大学×ワコム、「高校生イラストコンテスト」開催(2023年6月8日)
- みんなのコード、文科省の職員向け研修「生成AI時代の教育のあり方」で登壇(2023年6月8日)
- 都立小台橋高校、中学生対象のチャレンジスクール学校見学会7月開催(2023年6月8日)
- 先端教育機構、大学DXフォーラム「研究費管理と経費精算業務のデジタル構想」22日開催(2023年6月8日)
- 子供教育創造機構、小学生向け「夏のプログラミング3Days」開催(2023年6月8日)