2015年7月31日
矢野経済研究所/語学ビジネス、15年度売上は8271億と予測
矢野経済研究所は29日、国内の外国語学習に関わるビジネスの調査を実施し、「語学ビジネス市場に関する調査結果2015」を発表した。調査期間は4月から6月。
これによると、2014年度の語学ビジネス主要14分野の総市場規模は2013年度比100.5%の8131億円となった。なかでも、e-learningと幼児向け英会話教材市場が好調で市場全体を牽引した。一方、ソフトウェア市場、通信教育市場、電子辞書市場がいずれも大幅に減少したことで、全体としてはほぼ横ばいで推移した。
2014年度のe-learning市場規模(事業者売上高ベース)は、2013年度比115.4%の75億円と大幅に拡大。Skypeなどを活用した英会話サービスを提供している主要事業者が、大きく売上を伸ばした。
2015年度の語学ビジネス主要14分野の総市場規模は、事業者売上高ベースで2014年度比101.7%の8271億円と予測。今後もe-learningや幼児・子供向けサービス(幼児・子供向け外国語教室、プリスクール、幼稚園・保育園向け英語講師派遣市場、幼児向け英会話教材)を中心に堅調に推移するとしている。
語学ビジネス市場の定義
①成人向け外国語教室市場、②幼児・子供向け外国語教室市場、③プリスクール市場、④幼稚園・保育園向け英語講師派遣市場、⑤書籍教材市場、⑥語学独習用機器・ソフト、⑦電子辞書市場、⑧幼児向け英会話教材市場、⑨通信教育市場、⑩e-learning市場、⑪ソフトウェア市場、⑫語学試験市場、⑬留学斡旋市場、⑭通訳・翻訳ビジネス市場の主な14分野を対象
※⑫語学試験市場、⑬留学斡旋市場、⑭通訳・翻訳ビジネス市場については語学関連サービスとして、周辺ビジネスと定義している。
調査概要
対 象:外国語学校、出版社、電子辞書メーカー、ソフトウェアメーカー、e-learning事業者、通信教育事業者、語学学習教材販売事業者、資格試験運営団体、留学斡旋業者、通訳・翻訳ビジネス事業者等
方 法:直接面談取材、電話・FAXによるヒアリング、文献調査併用
関連URL
「語学ビジネス市場に関する調査結果 2015」(2015年7月29日発表)
問い合わせ先
最新ニュース
- 20代の「仕事と学歴」に対する意識調査 =Personal調べ=(2024年11月21日)
- 共働き家庭の子どもの教育、「母親主導」51.4%、「夫婦共同」33.5%、「父親主導」13.9%=明光義塾調べ=(2024年11月21日)
- マイナビ、高校生向け探究学習サイト「Locus」を全国の高校へ4月から無償提供(2024年11月21日)
- チエル、全日本教育工学研究協議会全国大会(JAET)東京都港区大会に出展(2024年11月21日)
- 明治学院大学、生成AIで個人の「顔表情からの感情推定」を可能に 学生グループが受賞(2024年11月21日)
- 高度人材育成機構、「DX認定企業調査報告書 2024年版」公開(2024年11月21日)
- ISEN、「令和5年度学校・教育機関における個人情報漏えい事故の発生状況」調査報告書を公表(2024年11月21日)
- プログラミング教育「HALLO」、年長~中学生対象の「冬期講習会」を開催(2024年11月21日)
- CKCネットワーク、「出席扱い制度オンライン説明会」12月に開催(2024年11月21日)
- ワオ高校、通信制高校で海外を目指す 海外大学進学セミナー 23日オンライン開催(2024年11月21日)