2015年8月31日
iOSコンソーシアム 文教WG/月例会でネットトラブルの本当の怖さ学ぶ
iOSコンソーシアム 文教ワーキンググループは27日、「情報リテラシー」をテーマに月例勉強会を開催した。
討議セッションでは、フィルタリングソフト「i-Filter」を提供するデジタルアーツの工藤陽介チーフエバンジェリストが登壇。「疑似体験で学ぶ 子どもたちのスマホトラブル ~教育現場にも求められるその対策~」と題し、学校向けに同社が展開している「情報リテラシー講習」の特別版を実施した。
冒頭フィルタリングついて、「SNSなどに『iフィルター死ね』『iフィルター本社倒産しろ』など、ひどい書き込みをされることがあるが、子どもたちに嫌われると言うことはそれだけフィルターが有効だということ」と、その必要性について触れた。
疑似体験を通して、子どもたちがトラブルに巻き込まれていく経過について解説。LINEのID交換掲示板で事の重大さに気付かず、見ず知らずの人間に教えてしまったり、実際に会おうという誘いに「イケメンだから」と気軽に乗ってしまったり、子どもらしい人を見る目のなさからの行動が多いという。
近年多発している個人情報の漏洩や炎上についても、ちょっとした悪戯や有名人目撃情報を友だちに自慢するくらいのつもりした投稿が、掲示板などで取り上げられ、あっという間に拡散してしまう。実名だけでなく、学校名や住所まで調べ上げられて公表されてしまう。
一度実名が公開されて拡散してしまうと、削除することは困難で、就職や結婚など将来にまで影響を及ぼすことがある。子どもたちに「本当に恐いんだぞ!」と教えることが重要だと工藤氏は力説する。
最後に工藤氏は、情報リテラシー教育はかつて、子どもたちに携帯やパソコンなどを買い与える家庭の責任で行うもの、という風潮だったが最近では「家庭と教育現場で取り組む問題」になってきており、今後一層教育現場の責任が重くなっていくと締めくくった。
デジタルアーツでは、年間約120校で「情報リテラシー講習」を行っており、希望があれば対応が可能だという。
iOSコンソーシアム文教WGは、月例会に教育者と企業担当者を集め、月ごとにテーマを設定し情報交換や課題の共有を行っている。教員の参加は無料。企業は原則会費が必要だが、月例会に1回は無料で参加できる。月例会に関する問い合わせは、iOSコンソーシアムの公式HPの問い合わせ窓口から受付可能。
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