2015年11月10日
デジタルアーツ/Webフィルタリングソフトの「検知・防御・教育」機能強化
デジタルアーツは9日、情報漏洩防止と内部統制を推進する企業・官公庁向けWebフィルタリングソフト「i-FILTER(アイフィルター) 」Ver.9.3の提供を開始した。
昨今多発する、標的型攻撃に由来した情報漏洩対策として、内部からの高速なアクセスやWebアクセスの一元化による安全な通信を確保するプロキシサーバーの重要性が見直されているという。このような状況の中、デジタルアーツは、「i-FILTER」の最新版に標的型攻撃対策として「検知・防御・教育」の機能強化と新機能を追加した。
「検知」機能には、リアルタイムに様々なシステムのログの相関分析を行い、異常を検知した際はアラート発信できるSIEM (Security Information and Event Management:シーム)製品の導入ニーズが高まっていることから、「Splunk」を始めとしたSIEM製品との連携を可能にした。
「防御」機能には、新たに情報通信研究機構(NICT)が提供する、悪性URLのデータベースも内包して提供を開始。これにより、標的型攻撃対策に有効な出口対策をより強固にし、外部に情報を持ちだそうとする不正な通信を遮断する。
また、「NICTER」のハニーポットやWebクローラからマルウェアの検体を常時収集し、静的解析エンジンと動的解析エンジンで解析、相関分析システムでマッチングしたマルウェアが持つ悪性URLのデータベースを提供する。
「教育」機能には、標的型攻撃への組織的対策として従業員・職員・児童の情報セキュリティ教育のニーズも高まっていることから、1日1問、初回のインターネットアクセス時に情報セキュリティに関する選択問題を表示し、合格して初めてインターネットアクセスを可能にする新機能「Test Board」を搭載した。
「Test Board」に搭載されているサンプル問題は、日本の企業・団体のITリテラシー・セキュリティ向上と教育の普及に従事する3団体から提供を受けており、ユーザーは無料で利用することができる。
関連URL
最新ニュース
- みんがく、自治体向け「無償スタート応援!教育特化型の生成AI活用キャンペーン」開始(2025年3月14日)
- 教育ネット、タイピング大会 実証自治体を限定10自治体募集(2025年3月14日)
- アローリンク、長野県が「Liny」を活用し「ながの子育て家庭優待パスポート」をリニューアル(2025年3月14日)
- ChatGPTなどの対話型生成AI、「学校で利用したことがある」小学生は16.8%、高校生は27.7% =学研調べ=(2025年3月14日)
- 6割強の親が「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい」と回答 =ソニー生命調べ=(2025年3月14日)
- 「大人になって学んでおけばよかった」No.1は「金融知識」 =日本こどもの生き抜く力育成協会調べ=(2025年3月14日)
- 通信制高校の選択、約6割は子供自身の意思で進学を決定 =ウェブクルー調べ=(2025年3月14日)
- 放課後NPOアフタースクール、「共働き世帯の小学生の放課後の過ごし方」調査結果(2025年3月14日)
- サイボウズ、ソーシャルデザインラボ「不登校・行き渋りに関するインタビュー調査」(2025年3月14日)
- キズキ、「不登校保護者の夫婦関係」のアンケートを実施(2025年3月14日)