2016年3月29日
日立が草津市の教職員約800名が利用する「教材共有システム」を構築
日立製作所と日立ソリューションズ・クリエイトは28日、滋賀県草津市の公立小中学校全20校の教職員約800名が教材や学習指導案などのデジタルコンテンツを共有・利用できる「教材共有システム」を構築したと発表した。本システムは、日立の「教育コンテンツ活用システム」を利用して構築したもので、4月1日から本格的に稼働を開始する。
本システムの利用により、草津市の教職員はデータベース上に保存されたコンテンツを活用して容易に教材を作成できるようになるとともに、教材や授業に関する情報共有を円滑に行うことが可能となり、さらなる授業の質的向上と教職員の業務効率化を実現するという。
本システムは、従来草津市の小中学校や教育委員会で個別に作成・保管していた教材や学習指導案などのコンテンツをデータベース上で一元管理するとともに、教職員がポータルサイトを通じて共有することを可能とする。
具体的には、システム上に蓄積されたコンテンツを学年や教科、学習内容などをキーワードとして検索・入手し、授業の際に電子黒板やタブレット端末上に投影したり、印刷して配布資料として活用することができる。
また、各コンテンツに対する教職員からの感想や改善提案をデータとして記録できるほか、頻繁に使用する教材などを教職員個々人の「マイフォルダ」内に登録することも可能。
本システムは、草津市教育委員会のプライベートクラウド上に構築しており、草津市の公立小中学校全20校において、教職員が校務用PCを通じて共同利用する。利用時には、ID・パスワード認証によるアクセス管理を行うことで、情報漏えいを防止する。
草津市の小中学校ではこれまで、授業でタブレット端末を使用するなど、積極的にICTを教育に取り込んでおり、さらなる授業の質的向上と効率化を目的として、今回、本システムを導入した。
関連URL
最新ニュース
- みんがく、自治体向け「無償スタート応援!教育特化型の生成AI活用キャンペーン」開始(2025年3月14日)
- 教育ネット、タイピング大会 実証自治体を限定10自治体募集(2025年3月14日)
- アローリンク、長野県が「Liny」を活用し「ながの子育て家庭優待パスポート」をリニューアル(2025年3月14日)
- ChatGPTなどの対話型生成AI、「学校で利用したことがある」小学生は16.8%、高校生は27.7% =学研調べ=(2025年3月14日)
- 6割強の親が「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい」と回答 =ソニー生命調べ=(2025年3月14日)
- 「大人になって学んでおけばよかった」No.1は「金融知識」 =日本こどもの生き抜く力育成協会調べ=(2025年3月14日)
- 通信制高校の選択、約6割は子供自身の意思で進学を決定 =ウェブクルー調べ=(2025年3月14日)
- 放課後NPOアフタースクール、「共働き世帯の小学生の放課後の過ごし方」調査結果(2025年3月14日)
- サイボウズ、ソーシャルデザインラボ「不登校・行き渋りに関するインタビュー調査」(2025年3月14日)
- キズキ、「不登校保護者の夫婦関係」のアンケートを実施(2025年3月14日)