2016年4月5日
『スタディサプリ』産学官連携プロジェクトで学習習慣は量・質ともに向上
リクルートマーケティングパートナーズが提供する小中学生向けオンライン学習サービス『スタディサプリ小学講座・中学講座』(旧『勉強サプリ』)は1日、2015年9月から福井市教育委員会、坂井市教育委員会と共同で、『スタディサプリ小学講座・中学講座』を利用した「基礎学力の底上げ」と「学習意欲の向上」に関する共同研究を行い、その結果を発表した。
サプリを導入した学校に対して「学力」の変化を調査したところ、坂井市の丸岡南中学校の第3学年では学力テストにおいて、サプリの活用に積極的に取り組んだクラスでの成績が飛躍的に向上した生徒が増え、学校全体としての成績も向上した。
同様に、福井市の国見小学校では、標準学力検査CRTにおいてサプリを導入した算数の点数が、昨年と比較して5年生で12点アップ、6年生で4点アップという結果が得られた。
各校において、学習習慣の変化を調査したところ、国見小学校では「勉強の回数が増えた」「勉強の習慣がついた」と答えた児童の数がいずれも7割を超える結果となった。また、丸岡南中学校のサプリ活用推進学級では、全項目において学年平均をはるかに上回る回答が得られ、特に「学習時間が増えた」と回答した生徒は約8割にものぼった。
また、学習に対する意欲や意識について6項目で尋ねたところ、「勉強が楽しくなった」「勉強の苦手なところを克服できた」「勉強にやる気が出た」という3項目に関しては、全協力校においてポジティブな回答が見られた。
各校での研究内容
○坂井市・丸岡南中学校
調査対象 :中学3年生(122名)
調査時期 :2015年9月~2月
実施教科 :全て
実施内容 :1・2年の復習を目的に、補充授業ツールとして学校で利用
調査項目 :学力/学習習慣/学習時間/学習意欲/サービスへの評価
○福井市・国見小学校
調査対象 :小学5年生・6年生(12名)
調査時期 :2015年9月~2月
実施教科 :算数
実施内容 :主に復習として学校または自宅で利用
調査項目 :学力/学習習慣/学習時間/学習意欲/サービスへの評価
○福井市・川西中学校
調査対象 :中学1~3年生(計132名)
調査時期 :2015年12月~2016年2月
実施教科 :数学中心に全て
実施内容 :学力向上を目的に、朝学習や放課後学習で利用
調査項目 :学力/学習習慣/学習時間/学習意欲/サービスへの評価
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