2016年6月14日
文科省、教員の負担軽減に向け「統合型校務支援システム」を推進
文部科学省は13日、教員の長時間労働の改善などについてこれまで検討を続けてきた、「次世代の学校指導体制にふさわしい教職員の在り方と業務改善のためのタスクフォース」の報告書を公表した。
日本では、教員は授業から生徒指導、部活までと担当する業務の幅が広くなっており、業務が主に授業に特化している外国の教員と比べ、勤務時間が長くなる傾向にある。
「次世代の学校指導体制にふさわしい教職員の在り方と業務改善のためのタスクフォース」では、こうした教員の長時間労働を改善し、教員が子どもと向き合う時間を確保するための改善策を検討してきた。
報告書では、学校運営の改善を行うため、成績処理や出欠管理、健康診断表、学校事務などの機能を持つ「統合型校務支援システム」の整備を促進することが示された。
また、教員の業務見直すために、民間企業のノウハウ活用、学校事務職員の職務内容を見直し、教員の業務をサポートする「業務アシスタント」(仮称)の検討といった改善策を提示。
部活動の指導については、休養日を設定するほか、「部活動指導員」(仮称)の制度化・配置促進を推進する。
さらに、現在教員が行っている給食費などの徴収を、地方自治体が担当するための環境整備を進めるという。
関連URL
最新ニュース
- 金銭感覚を持ってほしいと思いながらも教える自信がない親は4割超=みずほポシェット調べ=(2025年4月22日)
- AI教材「すららドリル」、埼玉・ふじみ野市で中学校に続き小学校でも導入(2025年4月22日)
- COMPASS、学習eポータル+AI型教材「キュビナ」が東京都足立区で採用学年を拡大(2025年4月22日)
- 内田洋行、日本の高専初の AI 学習施設を石川高専に導入 「AI Career Tech Center」を構築(2025年4月22日)
- 跡見学園女子大学、「デジタル人材育成に係る協定」を静岡英和学院大学と締結(2025年4月22日)
- ELSA Japan、鳥取県の青翔開智中学・高でAI英語学習アプリを中学校全学年に導入(2025年4月22日)
- パナソニック コネクト、大阪大学附属図書館全4館に顔認証を導入(2025年4月22日)
- KPMGコンサルティング、東京・兵庫の小中高6校で「サイバーセキュリティの特別授業」を実施(2025年4月22日)
- 不登校オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」、2度目の卒業式を対面とオンラインで開催(2025年4月22日)
- 神奈川工科大学、画像情報処理システム研究室が読話トレーニングアプリ「読話クラブ」公開(2025年4月22日)