2016年6月21日
インテリジェンスHITO総研が2025年の「労働市場の未来推計」を発表
インテリジェンスHITO総合研究所は、「労働市場の未来推計」を発表。2025年の労働力は583万人不足すると推計した。
労働力推計調査はこれまで、需要と供給を分けずに将来の就業者数予測のみを行っている場合が多数だった。今回、発表された「労働市場の未来推計」では、経済成長予測から算出した需要としての就業者数と、将来人口推計を元にした供給としての就業者数を比較。この2つのギャップを算出しているのが特徴で、2015年の経済成長率0.8%を2025年まで維持するために必要な就業者数の推計と、人口減少トレンドに伴う就業者数推計のギャップを見ている。
2025年時点の労働力ギャップを推計すると、不足する就業者数は583万人。産業別にみると、人手が不足する見込みとなったのは「情報通信・サービス業」(-482万人)、「卸売・小売業」(-188万人)、「農林水産業・鉱業」(-57万人)、「運輸業」(-49万人)、「建設業」(-39万人)、「金融・保険・不動産業」(-31万人)、「電気・ガス・水道業」(-2万人)。一方で余剰となる見込みなのは、「政府サービス等」(+245万人)、「製造業」(+19万人)の2つだった。
また、2025年に予測される人手不足を解消する余地があるのか、先進諸国などの状況をベンチマークとして推計。女性の労働参加をスウェーデン並みまで向上、65~69歳の労働参加を男女それぞれ60~64歳と同等の男81.1%、女66.6%まで上昇、労働力人口に占める外国人の割合を2015年の2倍にあたる2.8%まで上昇、現在年率平均0.9%伸びている労働時間1時間あたりの実質GDPを年率1.2%に伸ばすことの4つが組み合わさればおおよそ解消できる結果となった。
関連URL
最新ニュース
- 高校生の受験勉強での生成AI活用、多いのは「授業の復習」「テスト対策」「授業の予習」=武田塾調べ=(2025年2月13日)
- 採用担当者の4割が生成AI出現により「エンジニアに求めるスキルが変化した」と回答=レバテック調べ=(2025年2月13日)
- サイバー大学、オンライン授業科目「データサイエンス入門」を福岡市立4高校に無償提供開始(2025年2月13日)
- ゼクノ、「プログラミングスクール」のカオスマップを公開(2025年2月13日)
- STEAM通信教育「ワンダーボックス」、アイデアを形にする新教材「パイプビルダーズ」登場(2025年2月13日)
- スペクトラム・テクノロジー、「はじめての画像・動画生成AI用学習・開発キット2」販売開始(2025年2月13日)
- 東京コミュニティスクール、学び場/不登校に関する相談事業の実践報告会を26日開催(2025年2月13日)
- レプタイル、岡山県の小学4年生が「Tech Kids Grand Prix」決勝に進出(2025年2月13日)
- キズキ、ひきこもりのその後トークショー「当事者が語る社会復帰への道のり」14日開催(2025年2月13日)
- ソフトバンクロボティクス、中高教員向け「データサイエンスと探究、そしてDXハイスクールでの探究」24日開催(2025年2月13日)