2017年7月7日
SNS利用でトラブル経験した子どもは約3割、ドレンドマイクロ調べ
トレンドマイクロは6日、スマートフォンで、Facebook、Twitter、LINEなどのSNSを利用している子ども(小学4年生~6年生、中学1年生~3年生)を持つ保護者618名を対象に実施した「子どものSNSコミュニケーションに関する実態調査」の結果を発表した。
SNS利用中に、子どもが何らかのトラブルを経験したと回答した保護者は26.2%。トラブルがあったかどうか「知らない・分からない」と回答した11.7%を足すと約4割という結果になった。具体的なトラブルは、「SNSに熱中して、勉強など⽣活習慣に悪影響が出てしまった(13.9%)」が最も多く、次いで「他⼈に勝⼿にログインされた(5.3%)」、「暴力、薬物、性的描写などを含む有害なサイトを閲覧した(5.2%)」が多い結果となった。
子どものSNS利用時のセキュリティ対策の実施状況(「保護者の指導」と「製品や設定での対策」)では、「特になし」が24.6%。最も実施割合が⾼い「不審なWebサイトへのリンクをクリックしないことを教える」でも43.9%にとどまり、その他の対策は3割未満。また、子どものSNS利⽤中のトラブル経験有無別でのセキュリティ対策実施状況は、「何らかのトラブル経験がある」子どもの保護者で対策を実施しているのは88.9%だったのに対し、「特に経験がない」は66.8%にとどまり、その差は約22ポイントとなり、実際にトラブルを経験している子どもの保護者のほうがセキュリティ対策に積極的という結果になった。
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