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2017年9月12日

TDCソフトと近畿大学、AIを使った学生評価支援の研究を開始

TDCソフトウェアエンジニアリングは11日、近畿大学経営学部と、アクティブ・ラーニングにおける学生評価をAIの活用によって支援し、教員の業務負担軽減を実現するための共同研究を開始すると発表した。

両者はAIによる自然言語解析技術を研究し、学生のコミュニケーションや学習意欲をAIに分析、評価させることで、教員の負担を軽減し、さらには教育の質的転換の実現を目指す。また、AIが評価支援を行うことで、評価の公平性を担保することにもつながるとしている。

具体的な研究内容としては、オープンソースの学習管理システムである「Moodle (ムードル)」を使って学生のグループワークを管理し、チャットでのコミュニケーションなどをAIに分析させることで、学生評価を支援するシステムの構築を目指す。

今月20日から始まる近畿大学経営学部経営学科・商学科の後期授業「情報倫理」(受講者1年生約300人) においてアクティブ・ラーニングを行い、グループワークでのチャット上のやりとりなどを収集。それをAIに分析させ、学生評価を支援するシステム構築に有効かどうかの検証を進める。最終的には2019年の実用化を目指している。

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