- トップ
- 企業・教材・サービス
- キヤノンITソリューションズ、9月のマルウェア検出レポートを公開
2017年10月23日
キヤノンITソリューションズ、9月のマルウェア検出レポートを公開
キヤノンITソリューションズのマルウェアラボは20日、国内で利用されているウイルス対策ソフト「ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ」のマルウェア検出データを基に、今年9月のマルウェア検出状況を分析したレポートをウェブサイトに公開した。
それによると、9月はVBS (VBScript) 形式のダウンローダー型マルウェアが数多く検出された。7月はVBA (Visual Basic for Applications) 形式のダウンローダー、8月はJS (JavaScript) 形式のダウンローダーが主流だったことから、マルウェアをPCに送り込む攻撃の初期段階において、攻撃者がさまざまな手法を試していることが窺える。また、同社が7月から動向を注視していた、偽の警告文を表示して金銭をだまし取ろうとする詐欺サイト「HTML/FakeAlert」の検出件数が、8月から55%増加して過去最大となった。
Piriform社が提供するシステムクリーナーソフトウェア「CCleaner」のプログラムコードが改ざんされ、マルウェアが仕込まれた状態で配布されていたことが9月中旬に明らかとなった。改ざんされた「CCleaner」には有効なデジタル署名がなされており、一見すると正規のものと違いはないが、裏でコンピューター内の情報を外部に送信する。この改ざんされた「CCleaner」は日本でも数多く検出され、検出数が最大となった9月18日には、すべてのマルウェア検出の10%を占めた。
また、マイニングマルウェアの検出が9月に急増した。攻撃者は、マイニングマルウェアを送り込み、感染させたPCのハードウェアリソースを使って、仮想通貨をマイニング (採掘) する。採掘された仮想通貨は攻撃者のウォレットに送付されて、それを受け取ることで攻撃者は収益を得る。9月にはJavaScript形式のマイニングマルウェアが非常に多く検出された。JavaScript形式のマイニングマルウェアは、基本的にWebブラウザ上で動作し、ユーザーが特定のサイトを閲覧することで感染する。
同社では、マルウェアや各種セキュリティに関する情報を「マルウェア情報局」で公開している。
関連URL
最新ニュース
- Barbara Pool、渋谷区教委が小・中学校の探究を集約する「My探究」サイトを公開(2025年12月24日)
- 「マイナビ 2027年卒 インターンシップ・キャリア形成支援活動に関する企業調査」結果発表(2025年12月24日)
- 山形市、高校生のAI学習を支援する「ガバメントクラウドファンディング」開始(2025年12月24日)
- 「第11回関西教育ICT展」出展企業募集中 説明会動画を公開(2025年12月24日)
- 鎌倉女子大学短期大学部、授業の一部をオンデマンドで受けられる「DX時間割」来春導入(2025年12月24日)
- ドローンショー・ジャパン、高校生ドローンレーサー山本悠貴選手「WTW全国大会2025」2連覇(2025年12月24日)
- ユードム、小学生向けプログラミング大会「ユードムチャレンジカップ2025」に特別協賛(2025年12月24日)
- 丸文、AIコミュニケーションロボ「Kebbi Air」の教育市場への本格参入始動(2025年12月24日)
- SCC、全国の学生927人が参加した「アプリコンペ2025」の受賞作品を決定(2025年12月24日)
- Google for Education、「生成AIの『普段使い』で実現するこれからの教育現場」2月開催(2025年12月24日)












